歴代官房長官一覧【2026年最新】全91代を就任順に完全網羅

歴代官房長官一覧【2026年最新】全91代を就任順に完全網羅 歴代の人物・記録

「歴代の内閣官房長官を全員知りたい」「在任期間が一番長いのは誰?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。この記事では、歴代官房長官の一覧を初代・林讓治から現在の第91代・木原稔まで、就任順の一覧表付きで完全網羅しています。在任期間ランキングや、官房長官から総理大臣になった人物の情報も合わせて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


歴代内閣官房長官の一覧表【全91代】

内閣官房長官は、1947年(昭和22年)の日本国憲法施行に合わせて設置されたポストです。それ以前は「内閣書記官長」という名称でした。ここでは、内閣官房長官として就任した初代から第91代までを一覧表で掲載します。

初代〜第10代(1947年〜1960年頃)

氏名内閣就任日
1林讓治第1次吉田内閣1947年5月24日
2西尾末廣片山内閣1947年6月1日
3苫米地義三芦田内閣1948年3月10日
4佐藤栄作第2次吉田内閣1948年10月19日
5増田甲子七第3次吉田内閣1949年2月16日
6岡崎勝男第3次吉田内閣(第1次改造)1950年5月6日
7保利茂第3次吉田内閣(第3次改造)1951年12月26日
8緒方竹虎第4次吉田内閣1952年10月30日
9福永健司第5次吉田内閣1953年5月21日
10根本龍太郎第1次鳩山一郎内閣1954年12月10日

戦後の初代官房長官は、第1次吉田内閣の林讓治です。当時はまだ「認証官」ではなく、現在のような閣僚級の格式が与えられていませんでした。第4代には、後に総理大臣となる佐藤栄作が就任しています。

第11代〜第30代(1960年頃〜1982年頃)

氏名内閣就任日
11根本龍太郎第2次鳩山一郎内閣1955年3月19日
12石田博英第3次鳩山一郎内閣1955年11月22日
13石田博英石橋内閣1956年12月23日
14愛知揆一第1次岸内閣1957年2月25日
15愛知揆一岸改造内閣1958年6月12日
16赤城宗徳第2次岸改造内閣1959年6月18日
17椎名悦三郎第1次池田内閣1960年7月19日
18大平正芳第2次池田内閣1960年12月8日
19黒金泰美第2次池田内閣(第2次改造)1962年7月18日
20黒金泰美第2次池田内閣(第3次改造)1963年7月18日
21橋本登美三郎第3次池田内閣1964年7月18日
22橋本登美三郎第1次佐藤内閣1964年11月9日
23福永健司第1次佐藤内閣(第1次改造)1965年6月3日
24橋本登美三郎第1次佐藤内閣(第2次改造)1966年8月1日
25木村俊夫第1次佐藤内閣(第3次改造)1966年12月3日
26木村俊夫第2次佐藤内閣1967年2月17日
27田中龍夫第2次佐藤内閣(第1次改造)1968年11月30日
28保利茂第2次佐藤内閣(第2次改造)1969年11月21日
29保利茂第3次佐藤内閣1970年1月14日
30竹下登第3次佐藤内閣(改造)1971年7月5日

この時期の官房長官には、のちに政界の重鎮となる顔ぶれが並んでいます。第18代の大平正芳、第30代の竹下登はいずれも後に内閣総理大臣を務めました。官房長官は「総理への登竜門」としての側面が、この時期からすでに見て取れます。

第31代〜第50代(1972年頃〜1999年頃)

氏名内閣就任日
31二階堂進第1次田中角栄内閣1972年7月7日
32二階堂進第2次田中角栄内閣1972年12月22日
33二階堂進第2次田中角栄内閣(第1次改造)1973年11月25日
34井出一太郎三木内閣1974年12月9日
35井出一太郎三木改造内閣1976年9月15日
36園田直福田赳夫内閣1976年12月24日
37安倍晋太郎福田赳夫改造内閣1977年11月28日
38田中六助第1次大平内閣1978年12月7日
39伊東正義第2次大平内閣1979年11月9日
40宮澤喜一鈴木善幸内閣1980年7月17日
41宮澤喜一鈴木善幸改造内閣1981年11月30日
42後藤田正晴第1次中曽根内閣1982年11月27日
43後藤田正晴第2次中曽根内閣1983年12月27日
44藤波孝生第2次中曽根内閣(第1次改造)1985年2月22日
45後藤田正晴第2次中曽根内閣(第2次改造)1985年12月28日
46後藤田正晴第3次中曽根内閣1986年7月22日
47小渕恵三竹下内閣1987年11月6日
48小渕恵三竹下改造内閣1988年12月27日
49塩川正十郎宇野内閣1989年6月3日
50山下徳夫第1次海部内閣1989年8月10日

「カミソリ後藤田」の異名をもつ後藤田正晴は、中曽根内閣で通算4回にわたって官房長官を歴任しました。また、第47代・第48代の小渕恵三は竹下内閣で官房長官として「平成」の新元号を発表し、「平成おじさん」として国民に広く知られました。

第51代〜第70代(1989年頃〜2012年頃)

氏名内閣就任日
51坂本三十次第2次海部内閣1990年2月28日
52加藤紘一宮澤内閣1991年11月5日
53河野洋平宮澤改造内閣1992年12月12日
54武村正義細川内閣1993年8月9日
55熊谷弘羽田内閣1994年4月28日
56五十嵐広三村山内閣1994年6月30日
57野坂浩賢村山改造内閣1995年8月8日
58梶山静六第1次橋本内閣1996年1月11日
59梶山静六第2次橋本内閣1996年11月7日
60村岡兼造第2次橋本改造内閣1997年9月11日
61野中広務小渕内閣1998年7月30日
62青木幹雄小渕改造内閣1999年10月5日
63青木幹雄第1次森内閣2000年4月5日
64中川秀直第2次森内閣2000年7月4日
65福田康夫第2次森改造内閣2000年10月27日
66福田康夫第1次小泉内閣2001年4月26日
67福田康夫第1次小泉内閣(第1次改造)2002年9月30日
68福田康夫第1次小泉内閣(第2次改造)2003年9月22日
69細田博之第2次小泉内閣2004年5月7日
70細田博之第2次小泉改造内閣2004年9月27日

この時代は政権交代が頻繁に起こり、官房長官も短命の就任が目立ちます。一方、福田康夫は第2次森改造内閣から第1次小泉内閣の第2次改造まで約3年にわたって在任し、その後は自ら総理大臣に就任しています。

第71代〜第91代(2005年〜現在)

氏名内閣就任日
71安倍晋三第3次小泉内閣2005年10月31日
72安倍晋三第3次小泉改造内閣2005年10月31日
73塩崎恭久第1次安倍内閣2006年9月26日
74与謝野馨第1次安倍改造内閣2007年8月27日
75町村信孝福田康夫内閣2007年9月26日
76町村信孝福田康夫改造内閣2008年8月2日
77河村建夫麻生内閣2008年9月24日
78平野博文鳩山由紀夫内閣2009年9月16日
79仙谷由人菅直人内閣2010年6月8日
80枝野幸男菅直人改造内閣2011年1月14日
81藤村修野田内閣2011年9月2日
82菅義偉第2次安倍内閣2012年12月26日
83菅義偉第2次安倍改造内閣2014年9月3日
84菅義偉第3次安倍内閣2014年12月24日
85菅義偉第3次安倍改造内閣〜第4次安倍内閣2017年8月3日
86加藤勝信菅義偉内閣2020年9月16日
87松野博一第1次岸田内閣2021年10月4日
88林芳正第2次岸田内閣(第2次改造)2023年12月14日
89林芳正第1次石破内閣2024年10月1日
90林芳正第2次石破内閣2024年11月11日
91木原稔第1次高市内閣2025年10月21日

近年で特筆すべきは、何と言っても菅義偉です。第2次安倍内閣の発足から約7年8か月にわたり官房長官を務め、連続在任日数は2,822日と歴代最長記録を樹立しました。その後、自ら第99代内閣総理大臣にも就任しています。現在の第91代官房長官は、第2次高市内閣で就任した木原稔です。

※上記の「代」は、内閣が改造・交代するたびに辞令が出され代数が加算される慣例に基づいています。同一人物が連続して複数代にわたって務めているケースも多い点にご留意ください。


内閣官房長官とは?役割をわかりやすく解説

内閣官房長官は「内閣の要(かなめ)」とも呼ばれる極めて重要なポストです。ここでは、その主な役割を整理します。

内閣官房長官の最も知られた仕事は、平日に原則1日2回行われる定例記者会見でしょう。政府の公式見解を記者団に伝える「政府のスポークスパーソン」としての顔が、テレビでもおなじみです。

それ以外にも、内閣官房のトップとして各省庁間の政策調整を行うこと、国会対策において与野党との窓口を担うこと、閣議の段取りや閣僚間の意見調整を行うことなど、表からは見えにくい実務が山ほどあります。さらに、内閣総理大臣に事故があった際の臨時代理の順位では、指定がない場合は事実上の筆頭格とされることが慣例です。

こうした多忙かつ重要な役割から、官房長官は「総理に次ぐナンバー2」と評されます。政治に興味をもった方は、入門書として『内閣官房長官の研究』(五百旗頭薫ほか著)を手に取ってみるのもおすすめです。


歴代官房長官の在任期間ランキングTOP5

歴代官房長官のなかで、在任期間が長かった人物をランキングで紹介します。「誰が最も長く内閣の要を務めたのか」は多くの方が気になるポイントです。

順位氏名通算在任日数主な内閣
1位菅義偉約2,822日第2次〜第4次安倍内閣
2位福田康夫約1,289日第2次森改造〜第1次小泉内閣
3位後藤田正晴約1,075日第1次〜第3次中曽根内閣
4位二階堂進約862日第1次〜第2次田中角栄内閣
5位林芳正約677日第2次岸田改造〜第2次石破内閣

菅義偉の約2,822日は圧倒的な数字です。2位の福田康夫と比較しても2倍以上の開きがあります。安倍長期政権を裏方として支え続けたことが、この歴代最長記録に直結しました。

3位の後藤田正晴は「カミソリ後藤田」の異名で知られ、中曽根内閣を三度にわたって支えた名官房長官として評価が高い人物です。現在の木原稔がこの上位に食い込むかどうかは、高市政権の今後次第と言えるでしょう。


官房長官から総理大臣になった人は?

官房長官は「総理への登竜門」と呼ばれることがあります。実際に官房長官経験者で総理大臣に就任した人物は、戦後だけでも複数います。

主な人物を挙げると、佐藤栄作(第4代官房長官 → 第61〜63代総理)、大平正芳(第18代官房長官 → 第68〜69代総理)、竹下登(第30代官房長官 → 第74代総理)、宮澤喜一(第40〜41代官房長官 → 第78代総理)、小渕恵三(第47〜48代官房長官 → 第84代総理)、安倍晋三(第71〜72代官房長官 → 第90・96〜98代総理)、福田康夫(第65〜68代官房長官 → 第91代総理)、菅義偉(第82〜85代官房長官 → 第99代総理)の8人です。

平成以降に限っても小渕・安倍・福田・菅の4人が官房長官から総理に就任しています。官房長官のポストで政策調整力や危機管理能力を鍛え、それが総理就任へのステップになるケースは確かに多いと言えます。


歴代官房長官にまつわるトリビア・豆知識

歴代の官房長官には、知ると面白いエピソードがいくつもあります。ここでは代表的なトリビアを紹介します。

初の女性官房長官は森山眞弓。1989年の第1次海部内閣改造で就任し、日本の政治史に新たな1ページを刻みました。ただし在任期間は約5か月と短命に終わっています。なお、2人目の女性官房長官は2024年時点でまだ誕生していません(2026年3月時点)。

「平成おじさん」小渕恵三は、1989年1月7日に竹下内閣の官房長官として「平成」の新元号を発表しました。墨書を掲げるあの映像は昭和から平成への象徴的なシーンとして知られています。同様に、令和の元号を発表したのは菅義偉官房長官で、こちらは「令和おじさん」と呼ばれました。

最年少就任は石田博英の42歳(1955年就任時)です。一方、最年長就任は野中広務の72歳(1998年就任時)で、30歳もの差があります。

最短在任期間は山下徳夫の16日間です。第1次海部内閣で就任しましたが、わずか16日で内閣改造が行われ、交代となりました。

官房長官と並ぶ重要閣僚である防衛大臣の歴代データについては、歴代防衛大臣ランキング&一覧表で全29代+防衛庁長官全73代を網羅しています。合わせてチェックしてみてください。


まとめ

この記事では、歴代官房長官の一覧を初代・林讓治から現在の第91代・木原稔まで就任順に紹介しました。在任期間の最長記録は菅義偉の約2,822日で、2位以下に大差をつけています。また、官房長官から総理大臣に就任した人物は戦後だけで8人を数え、まさに「総理への登竜門」と呼べるポストです。

内閣官房長官の動向は、日本政治のゆくえを占ううえで欠かせない情報です。内閣改造や政権交代があった際には、本記事も最新情報へ更新してまいります。

政治の仕組みをもっと深く知りたい方には、『池上彰の「日本の政治」がわかる本』(池上彰著)のような入門書もおすすめです。テレビのニュースがより深く理解できるようになるでしょう。

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