「歴代防衛大臣って全員で何人いるの?」「在任が一番長いのは誰?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。この記事では、歴代防衛大臣ランキングとして在任期間TOP5を紹介するとともに、防衛大臣全29代+防衛庁長官全73代の一覧表を完全網羅しています。評価が高い防衛大臣や、女性初の就任者、防衛大臣から総理大臣になった人物の情報まで、この1記事で分かります。
出典: 本記事のデータは、防衛省公式サイト、首相官邸 閣僚名簿、Wikipedia「防衛大臣」を基に作成しています(2026年4月13日時点)。
歴代防衛大臣の一覧表【全29代】
2007年1月の防衛庁から防衛省への昇格にともない、「防衛庁長官」から「防衛大臣」へと名称が変わりました。ここでは、防衛大臣として就任した初代から現職の第29代までを一覧表で紹介します。
初代〜第15代(2007年〜2017年)
| 代 | 氏名 | 在任期間 | 主な内閣 |
|---|---|---|---|
| 1 | 久間章生 | 2007年1月〜2007年7月 | 第1次安倍内閣 |
| 2 | 小池百合子 | 2007年7月〜2007年8月 | 第1次安倍内閣 |
| 3 | 高村正彦 | 2007年8月〜2007年9月 | 第1次安倍改造内閣 |
| 4 | 石破茂 | 2007年9月〜2008年8月 | 福田康夫内閣 |
| 5 | 林芳正 | 2008年8月〜2008年9月 | 福田康夫改造内閣 |
| 6 | 浜田靖一 | 2008年9月〜2009年9月 | 麻生内閣 |
| 7・8 | 北澤俊美 | 2009年9月〜2011年9月 | 鳩山由紀夫・菅直人内閣 |
| 9 | 一川保夫 | 2011年9月〜2012年1月 | 野田内閣 |
| 10 | 田中直紀 | 2012年1月〜2012年6月 | 野田改造内閣 |
| 11 | 森本敏 | 2012年6月〜2012年12月 | 野田第2次改造内閣 |
| 12 | 小野寺五典 | 2012年12月〜2014年9月 | 第2次安倍内閣 |
| 13 | 江渡聡徳 | 2014年9月〜2014年12月 | 第2次安倍改造内閣 |
| 14 | 中谷元 | 2014年12月〜2016年8月 | 第3次安倍内閣 |
| 15 | 稲田朋美 | 2016年8月〜2017年7月 | 第3次安倍改造内閣 |
初代の久間章生は防衛庁長官時代から通算して長く防衛行政に携わった人物です。第2代の小池百合子は女性として初めて防衛大臣に就任し、大きな話題となりました。ただし、省内の人事をめぐる混乱から在任はわずか55日にとどまっています。
民主党政権時代には、民間人である森本敏(安全保障の専門家、元自衛官)が起用され、国会議員以外からの防衛大臣就任は異例のケースとして注目されました。
第16代〜第29代(2017年〜現在)
| 代 | 氏名 | 在任期間 | 主な内閣 |
|---|---|---|---|
| 16 | 岸田文雄 | 2017年7月〜2017年8月 | 第3次安倍第2次改造内閣 |
| 17・18 | 小野寺五典 | 2017年8月〜2018年10月 | 第3次安倍第3次改造・第4次安倍内閣 |
| 19 | 岩屋毅 | 2018年10月〜2019年9月 | 第4次安倍改造内閣 |
| 20 | 河野太郎 | 2019年9月〜2020年9月 | 第4次安倍第2次改造内閣 |
| 21〜23 | 岸信夫 | 2020年9月〜2022年8月 | 菅義偉内閣・第1次岸田内閣 |
| 24 | 浜田靖一 | 2022年8月〜2023年9月 | 第2次岸田改造内閣 |
| 25 | 木原稔 | 2023年9月〜2024年10月 | 岸田第2次改造内閣 |
| 26・27 | 中谷元 | 2024年10月〜2025年10月 | 第1次・第2次石破内閣 |
| 28・29 | 小泉進次郎 | 2025年10月〜現職 | 第1次・第2次高市内閣 |
第16代の岸田文雄は、稲田朋美の辞任を受けた臨時の兼務(外務大臣との兼任)で、在任はわずか6日でした。第20代の河野太郎は外務大臣からの横滑りで就任し、「外交も安保も分かる大臣」として評価された一方、イージス・アショア配備計画の停止を主導するなど大胆な判断でも知られます。
2026年4月現在の防衛大臣は小泉進次郎(第29代)です。 2025年10月21日の第1次高市内閣で第28代として就任し、2026年2月18日の第2次高市内閣で再任されて第29代となりました。父・小泉純一郎は元総理大臣、祖父の小泉純也は第18・19代防衛庁長官を務めており、親子三代の防衛ゆかりの家系として大きな注目を集めています。
歴代防衛庁長官の一覧表【全73代】
防衛大臣の前身にあたるのが「防衛庁長官」です。1954年の防衛庁発足から2007年の防衛省昇格までの間に、全73代の長官が就任しました。
第1代〜第35代(1954年〜1978年)
| 代 | 氏名 | 在任期間 | 主な内閣 |
|---|---|---|---|
| 1 | 木村篤太郎 | 1954年 | 第5次吉田内閣 |
| 2 | 大村清一 | 1954〜1955年 | 第1次鳩山内閣 |
| 3 | 杉原荒太 | 1955年 | 第2次鳩山内閣 |
| 4 | 砂田重政 | 1955年 | 第2次鳩山内閣 |
| 5 | 船田中 | 1955〜1956年 | 第3次鳩山内閣 |
| 6・7 | 小瀧彬 | 1957年 | 石橋・岸内閣 |
| 8 | 津島寿一 | 1957〜1958年 | 岸内閣 |
| 9 | 左藤義詮 | 1958〜1959年 | 岸改造内閣 |
| 10 | 伊能繁次郎 | 1959年 | 岸改造内閣 |
| 11 | 赤城宗徳 | 1959〜1960年 | 第2次岸改造内閣 |
| 12 | 江崎真澄 | 1960年 | 第1次池田内閣 |
| 13 | 西村直己 | 1960〜1961年 | 第2次池田内閣 |
| 14 | 藤枝泉介 | 1961〜1962年 | 第2次池田改造内閣 |
| 15 | 志賀健次郎 | 1962〜1963年 | 第2次池田第2次改造内閣 |
| 16・17 | 福田篤泰 | 1963〜1964年 | 第2次池田第3次改造・第3次池田内閣 |
| 18・19 | 小泉純也 | 1964〜1965年 | 第3次池田・第1次佐藤内閣 |
| 20 | 松野頼三 | 1965〜1966年 | 第1次佐藤改造内閣 |
| 21 | 上林山栄吉 | 1966年 | 第1次佐藤第2次改造内閣 |
| 22・23 | 増田甲子七 | 1966〜1968年 | 第1次佐藤第3次改造・第2次佐藤内閣 |
| 24 | 有田喜一 | 1968〜1970年 | 第2次佐藤改造内閣 |
| 25 | 中曽根康弘 | 1970〜1971年 | 第3次佐藤内閣 |
| 26 | 増原恵吉 | 1971年 | 第3次佐藤改造内閣 |
| 27 | 西村直己 | 1971年 | 第3次佐藤改造内閣 |
| 28 | 江崎真澄 | 1971〜1972年 | 第3次佐藤改造内閣 |
| 29・30 | 増原恵吉 | 1972〜1973年 | 第1次田中角栄内閣 |
| 31 | 山中貞則 | 1973〜1974年 | 第2次田中角栄内閣 |
| 32 | 宇野宗佑 | 1974年 | 第2次田中角栄改造内閣 |
| 33 | 坂田道太 | 1974〜1976年 | 三木内閣 |
| 34 | 三原朝雄 | 1976〜1977年 | 福田赳夫内閣 |
| 35 | 金丸信 | 1977〜1978年 | 福田赳夫改造内閣 |
初代長官の木村篤太郎は、自衛隊創設に尽力した人物として知られます。第25代の中曽根康弘は、のちに総理大臣となる大物政治家で、長官就任時に「自主防衛論」を唱え注目を集めました。第33代の坂田道太は三木内閣で747日という連続在任最長記録を樹立し、「防衛計画の大綱」策定など日本の防衛政策に大きな足跡を残しました。
第36代〜第73代(1978年〜2007年)
| 代 | 氏名 | 在任期間 | 主な内閣 |
|---|---|---|---|
| 36 | 山下元利 | 1978〜1979年 | 第1次大平内閣 |
| 37 | 久保田円次 | 1979〜1980年 | 第2次大平内閣 |
| 38 | 細田吉蔵 | 1980年 | 鈴木善幸内閣 |
| 39 | 大村襄治 | 1980〜1981年 | 鈴木善幸内閣 |
| 40 | 伊藤宗一郎 | 1981〜1982年 | 鈴木善幸改造内閣 |
| 41 | 谷川和穂 | 1982〜1983年 | 第1次中曽根内閣 |
| 42 | 栗原祐幸 | 1983〜1984年 | 第2次中曽根内閣 |
| 43 | 加藤紘一 | 1984〜1986年 | 第2次中曽根改造内閣 |
| 44 | 栗原祐幸 | 1986〜1987年 | 第3次中曽根内閣 |
| 45 | 瓦力 | 1987〜1988年 | 竹下内閣 |
| 46 | 田沢吉郎 | 1988〜1989年 | 竹下改造内閣 |
| 47 | 山崎拓 | 1989年 | 宇野内閣 |
| 48 | 松本十郎 | 1989〜1990年 | 第1次海部内閣 |
| 49 | 石川要三 | 1990年 | 第2次海部内閣 |
| 50 | 池田行彦 | 1990〜1991年 | 第2次海部改造内閣 |
| 51 | 宮下創平 | 1991〜1992年 | 宮澤内閣 |
| 52 | 中山利生 | 1992〜1993年 | 宮澤改造内閣 |
| 53 | 中西啓介 | 1993年 | 細川内閣 |
| 54 | 愛知和男 | 1993〜1994年 | 細川内閣 |
| 55 | 神田厚 | 1994年 | 羽田内閣 |
| 56 | 玉沢徳一郎 | 1994〜1995年 | 村山内閣 |
| 57 | 衛藤征士郎 | 1995〜1996年 | 村山改造内閣 |
| 58 | 臼井日出男 | 1996年 | 第1次橋本内閣 |
| 59 | 久間章生 | 1996〜1998年 | 第2次橋本内閣 |
| 60 | 額賀福志郎 | 1998年 | 小渕内閣 |
| 61 | 野呂田芳成 | 1998〜1999年 | 小渕内閣 |
| 62・63 | 瓦力 | 1999〜2000年 | 小渕改造・第1次森内閣 |
| 64 | 虎島和夫 | 2000年 | 第2次森内閣 |
| 65・66 | 斎藤斗志二 | 2000〜2001年 | 第2次森改造内閣 |
| 67 | 中谷元 | 2001〜2002年 | 第1次小泉内閣 |
| 68・69 | 石破茂 | 2002〜2004年 | 第1次小泉改造・第2次小泉内閣 |
| 70・71 | 大野功統 | 2004〜2005年 | 第2次小泉・第2次小泉改造内閣 |
| 72 | 額賀福志郎 | 2005〜2006年 | 第3次小泉改造内閣 |
| 73 | 久間章生 | 2006〜2007年 | 第1次安倍内閣 |
防衛庁長官時代の後半は、冷戦の終結や湾岸戦争、テロとの戦いなど国際情勢が大きく変化した時期に重なります。第67代の中谷元、第68・69代の石破茂はともに防衛の専門家として知られ、のちに防衛大臣(中谷)や総理大臣(石破)に就任しています。
なお、防衛庁長官は防衛大臣と異なり、総理府(のち内閣府)の外局である防衛庁の長という位置づけでした。「国務大臣」ではあるものの閣議への請議権がなかったため、政府内での発言力は省の大臣より一段低かったとされています。
出典: 防衛庁長官一覧は Wikipedia「防衛大臣」 および 防衛省公式サイト を参照して作成。
防衛大臣とは?役割と防衛庁長官からの変遷
防衛大臣は、日本の安全保障を担う防衛省のトップであり、陸海空の自衛隊を統括する要職です。ここでは、その役割と歴史的な変遷を整理します。
防衛大臣の最も重要な任務は、内閣総理大臣(自衛隊の最高指揮官)のもとで、統合幕僚長を通じて自衛隊の運用を指揮監督することです。いわば「日本の防衛の実務責任者」にあたります。日米同盟の運営、防衛予算の策定、災害派遣の判断など、担当する範囲は非常に広いポストです。
冷戦時代の防衛庁長官は、初入閣の議員に与えられることが多い「軽量級」のポストと見なされていました。ところが、1990年代以降は湾岸戦争や北朝鮮のミサイル問題、テロとの戦いなどで日本の安全保障政策が国政の最重要課題に浮上します。2007年には防衛庁が「省」に昇格し、長の名称も「防衛大臣」に変わりました。これにより、閣議への請議権が与えられ、財務大臣への予算要求を直接行えるようになるなど、制度的にも格上げされています。
現在では、防衛大臣は閣僚の中でも重要度の高いポストとして認識されており、再任者や外交・安保に精通した議員が起用される傾向が強まっています。
なお、同じ閣僚ポストの歴代を知りたい方は、歴代官房長官の一覧も合わせてチェックしてみてください。
歴代防衛大臣 在任期間ランキングTOP5
歴代防衛大臣ランキングのなかで、もっとも注目されるのが「在任期間の長さ」です。防衛庁長官時代も含めた通算在任日数でTOP5をまとめました。
| 順位 | 氏名 | 通算在任日数 | 時期・内閣 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 中谷元 | 1,498日 | 第1次小泉内閣(防衛庁長官)・第3次安倍内閣・第1次〜第2次石破内閣 |
| 2位 | 小野寺五典 | 約1,047日 | 第2次安倍内閣・第3次安倍第3次改造〜第4次安倍内閣 |
| 3位 | 坂田道太 | 747日(連続最長) | 三木内閣 |
| 4位 | 石破茂 | 約700日 | 第1次小泉改造〜第2次小泉内閣(防衛庁長官)・福田康夫内閣(防衛大臣) |
| 5位 | 岸信夫 | 約693日 | 菅義偉内閣・第1次岸田内閣 |
※日数は Wikipedia「防衛大臣」記録欄 を基にした通算値です。辞令の有無による代数カウントと実際の連続在任は異なる場合があります。
1位の中谷元は、防衛庁長官時代(2001〜2002年)と防衛大臣時代(2014〜2016年、2024〜2025年)の3期にわたって通算1,498日を務めました。陸上自衛隊出身(元レンジャー教官)という経歴を持ち、安全保障の専門家として与野党から一目置かれる存在です。
2位の小野寺五典は、第2次安倍内閣と第3次安倍第3次改造〜第4次安倍内閣で合計約1,047日を務めました。外交族としてのキャリアを持ちながら防衛の要職を担い、官僚からの信頼も厚い人物として知られます。
3位の坂田道太は、三木内閣で747日という「連続在任」の最長記録を保持しています。防衛の素人を自認しながらも「防衛計画の大綱」を策定するなど、日本の防衛政策の骨格をつくった功績は極めて大きいものがあります。坂田の足跡を知りたい方には、佐瀬昌盛著『むしろ素人の方がよい 防衛庁長官・坂田道太が成し遂げた政策の大転換』がおすすめです。
坂田の足跡を知りたい方には、佐瀬昌盛著『むしろ素人の方がよい』がおすすめです。
歴代防衛大臣の評価・話題のランキング
歴代防衛大臣ランキングには「在任期間」だけでなく、「評価」や「話題性」の観点もあります。公式なランキングは存在しませんが、官僚アンケートやメディア評価、ネット上の言及などを総合すると、以下のような人物が上位に挙がります。
評価が高いとされる防衛大臣として、まず筆頭に名前が挙がるのが小野寺五典です。 在任中は日米ガイドラインの改定や集団的自衛権をめぐる議論の整理に尽力し、東日本大震災の被災地・気仙沼出身という背景からも災害対応に強い関心を持っていました。米国の安全保障研究者ロバート・D・エルドリッヂ氏からも「一生に一度の防衛大臣」と高く評価された記録が残っています。
中谷元は、通算在任日数1位が示すとおり、長期にわたって安定した防衛行政を担いました。 安全保障法制の整備を推進した第3次安倍内閣時代の実績は、賛否を含めて日本の防衛政策の転換点として語られます。
坂田道太は、在任中の制度設計の功績で歴代屈指の評価を得ています。 「防衛計画の大綱」と「基盤的防衛力構想」という日本の防衛政策の基本フレームを確立した点は、後年の大臣たちにも大きな影響を与えました。
話題性の面では、小池百合子が女性初の防衛大臣として2007年に就任したことが注目されます。 省内人事をめぐる対立が連日報道され、わずか55日の短期退任となりましたが、「女性でも防衛のトップに立てる」という先例をつくった意義は大きいといえるでしょう。
防衛大臣から総理大臣になった人は?
防衛大臣(防衛庁長官)の経験者で、のちに内閣総理大臣に就任した人物はどれくらいいるのでしょうか。実は、戦後の歴史のなかで4人が確認されています。
| 氏名 | 防衛庁長官/防衛大臣の代 | 総理大臣の代 |
|---|---|---|
| 中曽根康弘 | 防衛庁長官 第25代 | 第71〜73代総理 |
| 宇野宗佑 | 防衛庁長官 第32代 | 第75代総理 |
| 岸田文雄 | 防衛大臣 第16代(臨時兼務・6日間) | 第100〜101代総理 |
| 石破茂 | 防衛庁長官 第68・69代 / 防衛大臣 第4代 | 第102〜103代総理 |
中曽根康弘は、1970年に防衛庁長官として「自主防衛論」を展開したことで注目を集め、その後は党内の実力者として頭角を現し、1982年に第71代総理大臣に就任しました。石破茂は防衛庁長官と防衛大臣の両方を経験した唯一の人物で、安全保障の専門家としての知見を買われ2024年に総理大臣に就任しています。
なお、岸田文雄の防衛大臣就任は稲田朋美辞任にともなうわずか6日間の臨時兼務であり、実質的な防衛大臣経験者とは言い難い面もあります。宇野宗佑は防衛庁長官(第32代)を経て第75代総理大臣に就任しましたが、スキャンダルにより在任69日で退陣しています。
全体として見ると、防衛大臣から総理への道は官房長官(戦後8人が総理に就任)に比べると少数派です。防衛畑は「専門職」としての色彩が強く、総理に必要な幅広い政策調整力や党内基盤の構築が別途求められることが背景にあるでしょう。歴代総理大臣の全体像については、歴代総理大臣の一覧・在任期間ランキングで詳しくまとめています。
歴代防衛大臣にまつわるトリビア・豆知識
歴代防衛大臣ランキングの一覧表だけでは伝わらない、知ると面白いエピソードをまとめました。
初の女性防衛大臣は小池百合子(2007年)です。 第1次安倍内閣で第2代防衛大臣に就任しました。就任時に「安全保障は男性だけのものではない」と語った姿は、多くのメディアで取り上げられました。その後、2016年に東京都知事に転身し、現在に至っています。
最短在任の防衛大臣は岸田文雄のわずか6日です。 2017年7月に稲田朋美が辞任した際、後任が決まるまでの間、外務大臣だった岸田が防衛大臣を臨時兼務しました。実質的には「つなぎ」の就任で、本人にとっても想定外の防衛大臣経験だったといえます。
民間人の防衛大臣は森本敏ただ一人です。 2012年の野田第2次改造内閣で起用されました。元航空自衛官であり、拓殖大学教授として安全保障を研究していた森本の起用は、国会議員以外からの異例の抜擢として話題になりました。
稲田朋美と南スーダン日報問題。 稲田朋美は2016年8月に第15代防衛大臣に就任しましたが、南スーダンPKO部隊の日報が「廃棄済み」とされたにもかかわらず実際には保管されていた問題が発覚し、2017年7月に引責辞任しました。この一件は文民統制のあり方を問う大きな議論に発展しています。
小泉進次郎は「横須賀育ち」の防衛大臣。 2026年4月現在の防衛大臣・小泉進次郎は、海上自衛隊の主要基地がある神奈川県横須賀市で生まれ育ちました。2025年10月の就任会見では「生まれ育った横須賀は防衛の街。特別な思いがある」と語っています。父・小泉純一郎は第87〜89代総理大臣、祖父・小泉純也は第18・19代防衛庁長官であり、防衛に縁の深い家系です。
赤城宗徳と「治安出動拒否」のエピソード。 第11代防衛庁長官の赤城宗徳は、1960年の安保闘争の際、岸信介首相から自衛隊の治安出動を要請されたとされますが、これを拒否したと伝えられています。文民統制と自衛隊の政治利用の危険性をめぐる重要なエピソードです。
日本の防衛政策や自衛隊の実態に興味がある方には、『防衛省』(武田頼政著、新潮新書)のような入門書もおすすめです。ニュースの安全保障関連の話題がより深く理解できるようになるでしょう。
まとめ
この記事では、歴代防衛大臣ランキングとして在任期間TOP5を紹介し、防衛大臣全29代+防衛庁長官全73代の一覧表を掲載しました。通算在任最長は中谷元の1,498日、連続在任最長は坂田道太の747日です。防衛大臣から総理大臣になった人物は中曽根康弘・宇野宗佑・岸田文雄・石破茂の4人で、官房長官経験者に比べると少数にとどまっています。
2026年4月現在は、小泉進次郎が第29代防衛大臣として第2次高市内閣に在任中です。 安全保障環境が厳しさを増すなか、その手腕に注目が集まっています。内閣改造や政権交代があった際には、本記事も最新情報へ更新してまいります。
出典: 防衛省公式サイト / 首相官邸 閣僚名簿 / Wikipedia「防衛大臣」

