日本ダービー(東京優駿)の歴代優勝馬は、1932年の初代ワカタカから2026年のロブチェンまで93頭です。
2026年の第93回は、1番人気のロブチェンが松山弘平騎手と優勝。皐月賞に続くクラシック二冠を達成しました。
この記事の結論
- 日本ダービーは1932年に創設され、2026年まで93回開催
- 最新のダービー馬は2026年のロブチェン
- ダービー最多勝騎手は武豊騎手の6勝
- 優勝した牝馬はヒサトモ、クリフジ、ウオッカの3頭
- レースレコードは2022年ドウデュースの2分21秒9
情報基準日:2026年8月25日。本記事でいう「ダービー」は、JRAが施行する東京優駿(日本ダービー)を指します。東京ダービーなどの地方競馬は含みません。
歴代ダービー馬一覧|1932年から2026年まで
回次・年・優勝馬はJRA「日本ダービー(過去GⅠ成績)」を基準とし、騎手と勝ちタイムはJRA各年の競走成績および戦前・戦後初期の競馬資料を照合して掲載しています。
※1954年以前のタイムにある「1/5」は0.2秒単位の計測表記です。1955年以降はJRA各年の公式成績にある小数表記を採用しています。※1945年と1946年は太平洋戦争の影響で開催されていないため、一覧に優勝馬はいません。
1932年~1969年
| 回 | 年 | 優勝馬 | 騎手 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1932 | ワカタカ | 函館孫作 | 2:45 2/5 |
| 2 | 1933 | カブトヤマ | 大久保房松 | 2:41 0/5 |
| 3 | 1934 | フレーモア | 大久保亀治 | 2:45.0 |
| 4 | 1935 | ガヴァナー | 井川為男 | 2:42 1/5 |
| 5 | 1936 | トクマサ | 伊藤正四郎 | 2:42 1/5 |
| 6 | 1937 | ヒサトモ | 中島時一 | 2:33 3/5 |
| 7 | 1938 | スゲヌマ | 中村広 | 2:33 2/5 |
| 8 | 1939 | クモハタ | 阿部正太郎 | 2:36 1/5 |
| 9 | 1940 | イエリュウ | 末吉清 | 2:34 2/5 |
| 10 | 1941 | セントライト | 小西喜蔵 | 2:40 1/5 |
| 11 | 1942 | ミナミホマレ | 佐藤邦雄 | 2:33 0/5 |
| 12 | 1943 | クリフジ | 前田長吉 | 2:31 4/5 |
| 13 | 1944 | カイソウ | 橋本輝雄 | 2:39 1/5 |
| 14 | 1947 | マツミドリ | 田中康三 | 2:35 0/5 |
| 15 | 1948 | ミハルオー | 新屋幸吉 | 2:33 2/5 |
| 16 | 1949 | タチカゼ | 近藤武夫 | 2:33 4/5 |
| 17 | 1950 | クモノハナ | 橋本輝雄 | 2:44 2/5 |
| 18 | 1951 | トキノミノル | 岩下密政 | 2:31 1/5 |
| 19 | 1952 | クリノハナ | 八木沢勝美 | 2:31 4/5 |
| 20 | 1953 | ボストニアン | 蛯名武五郎 | 2:34 3/5 |
| 21 | 1954 | ゴールデンウエーブ | 岩下密政 | 2:34 4/5 |
| 22 | 1955 | オートキツ | 二本柳俊夫 | 2:36.6 |
| 23 | 1956 | ハクチカラ | 保田隆芳 | 2:36.1 |
| 24 | 1957 | ヒカルメイジ | 蛯名武五郎 | 2:31.0 |
| 25 | 1958 | ダイゴホマレ | 伊藤竹男 | 2:31.2 |
| 26 | 1959 | コマツヒカリ | 古山良司 | 2:38.2 |
| 27 | 1960 | コダマ | 栗田勝 | 2:30.7 |
| 28 | 1961 | ハクシヨウ | 保田隆芳 | 2:30.2 |
| 29 | 1962 | フエアーウイン | 高橋英夫 | 2:31.2 |
| 30 | 1963 | メイズイ | 森安重勝 | 2:28.7 |
| 31 | 1964 | シンザン | 栗田勝 | 2:28.8 |
| 32 | 1965 | キーストン | 山本正司 | 2:37.5 |
| 33 | 1966 | テイトオー | 清水久雄 | 2:31.1 |
| 34 | 1967 | アサデンコウ | 増沢末夫 | 2:30.9 |
| 35 | 1968 | タニノハローモア | 宮本悳 | 2:31.1 |
| 36 | 1969 | ダイシンボルガード | 大崎昭一 | 2:35.1 |
※1934年フレーモアの勝ちタイムは、資料により2分45秒0と2分45秒2/5が混在しています。本記事では個別成績資料の2分45秒0を採用し、2分45秒2/5とする一覧も参考資料として併記します。
1970年~1999年
| 回 | 年 | 優勝馬 | 騎手 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 37 | 1970 | タニノムーティエ | 安田伊佐夫 | 2:30.0 |
| 38 | 1971 | ヒカルイマイ | 田島良保 | 2:31.6 |
| 39 | 1972 | ロングエース | 武邦彦 | 2:28.6 |
| 40 | 1973 | タケホープ | 嶋田功 | 2:27.8 |
| 41 | 1974 | コーネルランサー | 中島啓之 | 2:27.4 |
| 42 | 1975 | カブラヤオー | 菅原泰夫 | 2:28.0 |
| 43 | 1976 | クライムカイザー | 加賀武見 | 2:27.6 |
| 44 | 1977 | ラッキールーラ | 伊藤正徳 | 2:28.7 |
| 45 | 1978 | サクラショウリ | 小島太 | 2:27.8 |
| 46 | 1979 | カツラノハイセイコ | 松本善登 | 2:27.3 |
| 47 | 1980 | オペックホース | 郷原洋行 | 2:27.8 |
| 48 | 1981 | カツトップエース | 大崎昭一 | 2:28.5 |
| 49 | 1982 | バンブーアトラス | 岩元市三 | 2:26.5 |
| 50 | 1983 | ミスターシービー | 吉永正人 | 2:29.5 |
| 51 | 1984 | シンボリルドルフ | 岡部幸雄 | 2:29.3 |
| 52 | 1985 | シリウスシンボリ | 加藤和宏 | 2:31.0 |
| 53 | 1986 | ダイナガリバー | 増沢末夫 | 2:28.9 |
| 54 | 1987 | メリーナイス | 根本康広 | 2:27.8 |
| 55 | 1988 | サクラチヨノオー | 小島太 | 2:26.3 |
| 56 | 1989 | ウィナーズサークル | 郷原洋行 | 2:28.8 |
| 57 | 1990 | アイネスフウジン | 中野栄治 | 2:25.3 |
| 58 | 1991 | トウカイテイオー | 安田隆行 | 2:25.9 |
| 59 | 1992 | ミホノブルボン | 小島貞博 | 2:27.8 |
| 60 | 1993 | ウイニングチケット | 柴田政人 | 2:25.5 |
| 61 | 1994 | ナリタブライアン | 南井克巳 | 2:25.7 |
| 62 | 1995 | タヤスツヨシ | 小島貞博 | 2:27.3 |
| 63 | 1996 | フサイチコンコルド | 藤田伸二 | 2:26.1 |
| 64 | 1997 | サニーブライアン | 大西直宏 | 2:25.9 |
| 65 | 1998 | スペシャルウィーク | 武豊 | 2:25.8 |
| 66 | 1999 | アドマイヤベガ | 武豊 | 2:25.3 |
2000年~2026年
| 回 | 年 | 優勝馬 | 騎手 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 67 | 2000 | アグネスフライト | 河内洋 | 2:26.2 |
| 68 | 2001 | ジャングルポケット | 角田晃一 | 2:27.0 |
| 69 | 2002 | タニノギムレット | 武豊 | 2:26.2 |
| 70 | 2003 | ネオユニヴァース | M.デムーロ | 2:28.5 |
| 71 | 2004 | キングカメハメハ | 安藤勝己 | 2:23.3 |
| 72 | 2005 | ディープインパクト | 武豊 | 2:23.3 |
| 73 | 2006 | メイショウサムソン | 石橋守 | 2:27.9 |
| 74 | 2007 | ウオッカ | 四位洋文 | 2:24.5 |
| 75 | 2008 | ディープスカイ | 四位洋文 | 2:26.7 |
| 76 | 2009 | ロジユニヴァース | 横山典弘 | 2:33.7 |
| 77 | 2010 | エイシンフラッシュ | 内田博幸 | 2:26.9 |
| 78 | 2011 | オルフェーヴル | 池添謙一 | 2:30.5 |
| 79 | 2012 | ディープブリランテ | 岩田康誠 | 2:23.8 |
| 80 | 2013 | キズナ | 武豊 | 2:24.3 |
| 81 | 2014 | ワンアンドオンリー | 横山典弘 | 2:24.6 |
| 82 | 2015 | ドゥラメンテ | M.デムーロ | 2:23.2 |
| 83 | 2016 | マカヒキ | 川田将雅 | 2:24.0 |
| 84 | 2017 | レイデオロ | C.ルメール | 2:26.9 |
| 85 | 2018 | ワグネリアン | 福永祐一 | 2:23.6 |
| 86 | 2019 | ロジャーバローズ | 浜中俊 | 2:22.6 |
| 87 | 2020 | コントレイル | 福永祐一 | 2:24.1 |
| 88 | 2021 | シャフリヤール | 福永祐一 | 2:22.5 |
| 89 | 2022 | ドウデュース | 武豊 | 2:21.9 |
| 90 | 2023 | タスティエーラ | D.レーン | 2:25.2 |
| 91 | 2024 | ダノンデサイル | 横山典弘 | 2:24.3 |
| 92 | 2025 | クロワデュノール | 北村友一 | 2:23.7 |
| 93 | 2026 | ロブチェン | 松山弘平 | 2:22.7 |
2026年のダービー馬はロブチェン
2026年5月31日の第93回日本ダービーは、ロブチェンが2分22秒7で優勝しました。騎手は松山弘平騎手、調教師は杉山晴紀調教師で、どちらも日本ダービー初勝利です。
ロブチェンは皐月賞も制しており、日本ダービーでクラシック二冠を達成しました。
皐月賞と日本ダービーを制した歴代25頭、その後の菊花賞の結果は、皐月賞・日本ダービーの歴代二冠馬一覧で詳しく紹介しています。
JRAの2026年日本ダービー公式成績で、優勝馬、騎手、タイムを確認できます。
※2026年8月25日現在、同年の菊花賞はまだ行われていないため、「三冠馬」とは記載していません。
日本ダービーは何年から?開催数の数え方
日本ダービーは、1932年4月24日に目黒競馬場で「東京優駿大競走」として始まりました。第3回の1934年からは府中の東京競馬場に移り、芝2400メートルで開催されています。
1932年から2026年までは95年ありますが、開催は93回です。これは1945年と1946年に開催がなかったためです。1944年の第13回は、馬券を発売しない能力検定競走として行われました。戦時中の扱いはJRAの能力検定競走の解説で確認できます。
牝馬のダービー馬は歴代3頭
| 年 | 回 | 優勝馬 | 騎手 | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1937 | 6 | ヒサトモ | 中島時一 | 2:33 3/5 |
| 1943 | 12 | クリフジ | 前田長吉 | 2:31 4/5 |
| 2007 | 74 | ウオッカ | 四位洋文 | 2:24.5 |
牝馬による日本ダービー制覇は3回です。1937年のヒサトモ、1943年のクリフジに続き、2007年にウオッカが64年ぶり、戦後初の牝馬ダービー馬となりました。JRAの2007年公式成績でも確認できます。
ダービー最多勝騎手は武豊騎手の6勝
| 勝利数 | 騎手 | 優勝年とダービー馬 |
|---|---|---|
| 6勝 | 武豊 | 1998 スペシャルウィーク/1999 アドマイヤベガ/2002 タニノギムレット/2005 ディープインパクト/2013 キズナ/2022 ドウデュース |
| 3勝 | 横山典弘 | 2009 ロジユニヴァース/2014 ワンアンドオンリー/2024 ダノンデサイル |
| 3勝 | 福永祐一 | 2018 ワグネリアン/2020 コントレイル/2021 シャフリヤール |
武豊騎手は1998年にスペシャルウィークで初優勝し、2022年にドウデュースで6勝目を記録しました。歴代で最も多く日本ダービーを勝った騎手です。
連覇を達成した騎手は、武豊騎手(1998・1999年)、四位洋文騎手(2007・2008年)、福永祐一騎手(2020・2021年)の3人です。
ダービー馬から三冠馬になった歴代名馬
皐月賞、日本ダービー、菊花賞のクラシック三冠をすべて制した馬は、2025年までに8頭います。
| 三冠達成年 | ダービー馬 | ダービー騎手 |
|---|---|---|
| 1941 | セントライト | 小西喜蔵 |
| 1964 | シンザン | 栗田勝 |
| 1983 | ミスターシービー | 吉永正人 |
| 1984 | シンボリルドルフ | 岡部幸雄 |
| 1994 | ナリタブライアン | 南井克巳 |
| 2005 | ディープインパクト | 武豊 |
| 2011 | オルフェーヴル | 池添謙一 |
| 2020 | コントレイル | 福永祐一 |
このうち、シンボリルドルフ、ディープインパクト、コントレイルは無敗でクラシック三冠を達成しました。
日本ダービーの歴代レコード
| 記録 | 馬・人 | 内容 |
|---|---|---|
| レースレコード | ドウデュース | 2022年、2分21秒9 |
| 最多勝利騎手 | 武豊 | 6勝 |
| 最多勝利調教師 | 尾形藤吉 | 8勝 |
| 最年長勝利騎手 | 横山典弘 | 2024年、56歳3カ月4日 |
| 最年少勝利騎手 | 前田長吉 | 1943年、20歳3カ月 |
血統面では、ディープインパクト産駒が歴代最多の7勝を記録しています。種牡馬別の産駒勝利数と親子制覇15組は、日本ダービー種牡馬別・産駒勝利数ランキングで詳しく紹介しています。
勝ちタイムは馬場状態やレース展開に影響されるため、異なる年の馬の強さをタイムだけで直接比較することはできません。一方で、コース整備や競走馬のスピード化を含め、タイムの変遷から競馬の歴史を追うことはできます。
歴代ダービー馬に関するよくある質問
2026年のダービー馬は何ですか?
ロブチェンです。松山弘平騎手が騎乗し、2分22秒7で優勝しました。
初代のダービー馬は何ですか?
1932年の第1回を制したワカタカです。当時は目黒競馬場の芝2400メートルで行われました。
歴代ダービー馬は全部で何頭ですか?
2026年の第93回まで93頭です。同じ馬は原則として3歳時の一度しか出走できないため、93回の優勝馬は93頭すべて異なります。
歴代で勝ちタイムが最も速いダービー馬は?
勝ちタイムの最速は、2022年のドウデュースです。東京芝2400メートルを2分21秒9で走りました。
牝馬のダービー馬は何頭ですか?
3頭です。1937年のヒサトモ、1943年のクリフジ、2007年のウオッカが優勝しています。
日本ダービーと東京ダービーは同じレースですか?
別のレースです。日本ダービーはJRAが東京競馬場の芝2400メートルで行う東京優駿。東京ダービーは地方競馬の大井競馬場で行われるダート2000メートルの競走です。詳細はNARの東京ダービー競走紹介で確認できます。
参考資料
- JRA「日本ダービー(過去GⅠ成績)」
- JRA「1956年 東京優駿競走 公式成績」
- JRA「2026年 日本ダービー 公式成績」
- JRA「尾形藤吉:競馬の殿堂」
- デイリースポーツ「GⅠ歴代優勝馬 東京優駿」(戦前・戦後初期の騎手・タイム照合)
- The Derby 1934 個別成績/海外競馬データベース 歴代一覧(1934年タイムの資料差確認)
まとめ
日本ダービーの歴代優勝馬は、1932年のワカタカから2026年のロブチェンまで93頭です。1945年と1946年は開催されず、1947年から再開されました。
歴代を通じて、牝馬の優勝は3頭、騎手の最多勝は武豊騎手の6勝、レースレコードはドウデュースの2分21秒9です。
2026年はロブチェンが皐月賞と日本ダービーの二冠を達成しました。今後の開催結果はJRA公式情報を確認し、歴代一覧を更新します。

