内閣改造は何月に多いのでしょうか。
首相官邸の歴代内閣資料をもとに、1950年6月から2026年9月までの内閣改造50回を月別に集計すると、最も多いのは9月の10回でした。全体の20%にあたります。
次に多いのは7月・8月・11月・12月の各7回です。一方、2月・3月・4月・5月は今回の集計範囲では0回でした。
この記事の集計基準
- 対象:首相官邸「歴代内閣」で改造内閣として区分されたもの
- 期間:1950年6月28日~2026年9月17日
- 集計単位:実際に行われた内閣改造1回につき1件
- 対象外:総理交代を伴う組閣、選挙後の再組閣、途中の一部閣僚交代
- 割合:50回を分母として計算
- 最終確認日:2026年9月21日
全50回の実施日・内閣名・総理大臣別回数は、歴代内閣改造一覧で確認できます。
内閣改造は何月が多い?最多は9月の10回
内閣改造が最も多い月は9月です。1950~2026年の50回中10回で、ちょうど5回に1回の割合でした。
| 順位 | 月 | 回数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 9月 | 10回 | 20% |
| 2位タイ | 7月 | 7回 | 14% |
| 2位タイ | 8月 | 7回 | 14% |
| 2位タイ | 11月 | 7回 | 14% |
| 2位タイ | 12月 | 7回 | 14% |
ただし、これは全期間を合算した結果です。後ほど見るように、昭和では7月と11月、平成では9月が最も多く、時代によって多い月は異なります。
内閣改造の月別ランキング【1950~2026年】
首相官邸「歴代内閣」に掲載された改造日を月ごとに集計し、回数の多い順に並べました。同じ回数の月は同順位としています。
| 順位 | 月 | 回数 | 割合 | 内閣改造が行われた年 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 9月 | 10回 | 20% | 1976、1997、2002、2003、2004、2010、2014、2019、2023、2026年 |
| 2位タイ | 7月 | 7回 | 14% | 1951、1957、1961、1962、1963、1964、1971年 |
| 2位タイ | 8月 | 7回 | 14% | 1966、1995、2007、2008、2016、2017、2022年 |
| 2位タイ | 11月 | 7回 | 14% | 1967、1968、1973、1974、1977、1981、1984年 |
| 2位タイ | 12月 | 7回 | 14% | 1951、1966、1985、1988、1990、1992、2000年 |
| 6位 | 10月 | 5回 | 10% | 1999、2005、2012、2015、2018年 |
| 7位 | 6月 | 4回 | 8% | 1950、1959、1965、2012年 |
| 8位 | 1月 | 3回 | 6% | 1999、2011、2012年 |
| 9位タイ | 2月 | 0回 | 0% | ― |
| 9位タイ | 3月 | 0回 | 0% | ― |
| 9位タイ | 4月 | 0回 | 0% | ― |
| 9位タイ | 5月 | 0回 | 0% | ― |
12か月の件数を合計すると50回、割合を合計すると100%になります。
9月に行われた内閣改造10回一覧
最多となった9月の10回を、改造日が古い順に並べました。
| 改造日 | 総理大臣 | 改造内閣 |
|---|---|---|
| 1976年9月15日 | 三木武夫 | 三木内閣 改造内閣 |
| 1997年9月11日 | 橋本龍太郎 | 第2次橋本内閣 改造内閣 |
| 2002年9月30日 | 小泉純一郎 | 第1次小泉内閣 第1次改造内閣 |
| 2003年9月22日 | 小泉純一郎 | 第1次小泉内閣 第2次改造内閣 |
| 2004年9月27日 | 小泉純一郎 | 第2次小泉内閣 改造内閣 |
| 2010年9月17日 | 菅直人 | 菅(直)内閣 第1次改造内閣 |
| 2014年9月3日 | 安倍晋三 | 第2次安倍内閣 改造内閣 |
| 2019年9月11日 | 安倍晋三 | 第4次安倍内閣 第2次改造内閣 |
| 2023年9月13日 | 岸田文雄 | 第2次岸田内閣 第2次改造内閣 |
| 2026年9月17日 | 高市早苗 | 第2次高市内閣 改造内閣 |
9月10回のうち、小泉純一郎氏による内閣改造が3回、安倍晋三氏による内閣改造が2回です。特定の総理大臣が同じ月に複数回改造した実績も、月別件数に反映されています。
時期別に見る内閣改造の傾向
7~12月に全体の86%が集中
3か月ごとに分けると、7~9月が24回で最多です。10~12月の19回が続き、7~12月だけで43回、全体の86%を占めます。
| 時期 | 回数 | 割合 | 内訳 |
|---|---|---|---|
| 1~3月 | 3回 | 6% | 1月3回、2月0回、3月0回 |
| 4~6月 | 4回 | 8% | 4月0回、5月0回、6月4回 |
| 7~9月 | 24回 | 48% | 7月7回、8月7回、9月10回 |
| 10~12月 | 19回 | 38% | 10月5回、11月7回、12月7回 |
今回集計した1950年6月~2026年9月の50回では、内閣改造は年の後半に多かったことが分かります。ただし、これは過去の実績を集計したもので、将来の内閣改造が同じ時期に行われると予測するものではありません。
昭和・平成・令和では多い月が異なる
全期間では9月が最多ですが、元号別に分けると分布は変わります。
| 時代 | 改造回数 | 最も多い月 | 月別内訳 |
|---|---|---|---|
| 昭和 | 23回 | 7月・11月 各7回 | 6月3、7月7、8月1、9月1、11月7、12月4 |
| 平成 | 23回 | 9月 6回 | 1月3、6月1、8月5、9月6、10月5、12月3 |
| 令和 | 4回 | 9月 3回 | 8月1、9月3 |
昭和23回と平成23回は件数が同じでも、昭和は7月・11月、平成は9月に最も多く行われました。令和は9月が4回中3回ですが、対象がまだ4回と少ないため、長期的な傾向とみなすには注意が必要です。
月別集計で分かること・分からないこと
首相官邸「内閣制度の概要」は、内閣改造を、内閣総理大臣は代わらず、ほかの国務大臣の全部または一部が代わることと説明しています。
今回の月別集計から確認できるのは、過去50回のうち9月が最も多いこと、7~12月に86%が集中していること、時代別では多い月が異なることです。
一方、この件数だけでは「なぜ9月が多いのか」という因果関係までは確定できません。内閣改造ごとに政治状況や日程は異なるため、特定の制度や行事だけを理由として断定しないようにしています。
内閣改造の月に関するよくある質問
内閣改造が最も多い月は何月ですか?
9月です。1950年6月28日から2026年9月17日までの50回中10回で、割合は20%でした。
内閣改造が一度もなかった月はありますか?
今回の集計範囲では、2月・3月・4月・5月が0回です。ただし、1950年以前を含むすべての時代について0回という意味ではありません。
内閣改造は毎年行われますか?
毎年行われるものではありません。内閣改造を行わない年もあり、同じ総理大臣が在任中に複数回行った例もあります。
2026年9月の内閣改造も含まれていますか?
含まれています。2026年9月17日に発足した第2次高市改造内閣を50回目として集計しています。
まとめ
- 1950~2026年の内閣改造50回では、9月が10回で最多
- 9月の割合は20%で、7月・8月・11月・12月が各7回で続く
- 7~12月は43回で、全体の86%
- 2月・3月・4月・5月は、今回の集計範囲では0回
- 昭和は7月・11月、平成は9月が最多で、時代によって分布が異なる
今回の集計では、内閣改造は年の後半に多い実績がありますが、決まった月に行われるわけではありません。将来の時期を予測する数字ではなく、歴代50回の実績比較としてご覧ください。

