ジャパンカップの歴代優勝馬を、第1回から最新までまとめて見たい。そう思っても、騎手やタイム、開催条件まで同じ基準で比べられる一覧は意外と見つけにくいものです。
「2025年の優勝馬と新しいレコードも、過去の結果と一緒に確認したい」
この記事では、1981年から2025年までの全45回をJRA公式記録に基づいて紹介します。優勝馬、騎手、勝ちタイム、開催場・距離、調教区分に加え、日本調教馬と外国調教馬の勝利数、最多勝記録も整理しました。2002年だけ条件が異なる点も分けて説明します。
ジャパンカップ歴代優勝馬は誰?|1981〜2025年の全45回
ジャパンカップは1981年に始まり、2025年まで45回すべて開催されています。初代メアジードーツから最新のカランダガンまで、欠番はありません。
- 1981〜1991年の11回
- 1992〜2002年の11回
- 2003〜2013年の11回
- 2014〜2025年の12回
一覧は読みやすいように4期間へ分けました。開催条件は2002年だけ中山芝2200メートルで、ほかの44回は東京芝2400メートルです。
1981〜1991年の優勝馬・騎手・タイム
創設から11回は、外国調教馬が9勝しました。日本調教馬の初勝利は1984年のカツラギエースです。
| 回・年 | 優勝馬 | 騎手 | タイム | 開催条件・調教区分 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回・1981年 | メアジードーツ | C.アスムッセン | 2:25.3 | 東京2400m・外国 |
| 第2回・1982年 | ハーフアイスト | D.マクベス | 2:27.1 | 東京2400m・外国 |
| 第3回・1983年 | スタネーラ | B.ラウス | 2:27.6 | 東京2400m・外国 |
| 第4回・1984年 | カツラギエース | 西浦勝一 | 2:26.3 | 東京2400m・日本 |
| 第5回・1985年 | シンボリルドルフ | 岡部幸雄 | 2:28.8 | 東京2400m・日本 |
| 第6回・1986年 | ジュピターアイランド | P.J.エデリー | 2:25.0 | 東京2400m・外国 |
| 第7回・1987年 | ルグロリュー | A.ルクー | 2:24.9 | 東京2400m・外国 |
| 第8回・1988年 | ペイザバトラー | C.マッキャロン | 2:25.5 | 東京2400m・外国 |
| 第9回・1989年 | ホーリックス | L.A.オサリバン | 2:22.2 | 東京2400m・外国 |
| 第10回・1990年 | ベタールースンアップ | M.A.クラーク | 2:23.2 | 東京2400m・外国 |
| 第11回・1991年 | ゴールデンフェザント | G.スティーヴンス | 2:24.7 | 東京2400m・外国 |
1992〜2002年の優勝馬・騎手・タイム
1992年からは日本調教馬の勝利が増えました。期間末の2002年だけは中山芝2200メートルで行われています。
| 回・年 | 優勝馬 | 騎手 | タイム | 開催条件・調教区分 |
|---|---|---|---|---|
| 第12回・1992年 | トウカイテイオー | 岡部幸雄 | 2:24.6 | 東京2400m・日本 |
| 第13回・1993年 | レガシーワールド | 河内洋 | 2:24.4 | 東京2400m・日本 |
| 第14回・1994年 | マーベラスクラウン | 南井克巳 | 2:23.6 | 東京2400m・日本 |
| 第15回・1995年 | ランド | M.ロバーツ | 2:24.6 | 東京2400m・外国 |
| 第16回・1996年 | シングスピール | L.デットーリ | 2:23.8 | 東京2400m・外国 |
| 第17回・1997年 | ピルサドスキー | M.キネーン | 2:25.8 | 東京2400m・外国 |
| 第18回・1998年 | エルコンドルパサー | 蛯名正義 | 2:25.9 | 東京2400m・日本 |
| 第19回・1999年 | スペシャルウィーク | 武豊 | 2:25.5 | 東京2400m・日本 |
| 第20回・2000年 | テイエムオペラオー | 和田竜二 | 2:26.1 | 東京2400m・日本 |
| 第21回・2001年 | ジャングルポケット | O.ペリエ | 2:23.8 | 東京2400m・日本 |
| 第22回・2002年 | ファルブラヴ | L.デットーリ | 2:12.2 | 中山2200m・外国 |
2003〜2013年の優勝馬・騎手・タイム
2005年のアルカセットを最後に、外国調教馬の優勝は長く途絶えました。2012年と2013年はジェンティルドンナが連覇しています。
| 回・年 | 優勝馬 | 騎手 | タイム | 開催条件・調教区分 |
|---|---|---|---|---|
| 第23回・2003年 | タップダンスシチー | 佐藤哲三 | 2:28.7 | 東京2400m・日本 |
| 第24回・2004年 | ゼンノロブロイ | O.ペリエ | 2:24.2 | 東京2400m・日本 |
| 第25回・2005年 | アルカセット | L.デットーリ | 2:22.1 | 東京2400m・外国 |
| 第26回・2006年 | ディープインパクト | 武豊 | 2:25.1 | 東京2400m・日本 |
| 第27回・2007年 | アドマイヤムーン | 岩田康誠 | 2:24.7 | 東京2400m・日本 |
| 第28回・2008年 | スクリーンヒーロー | M.デムーロ | 2:25.5 | 東京2400m・日本 |
| 第29回・2009年 | ウオッカ | C.ルメール | 2:22.4 | 東京2400m・日本 |
| 第30回・2010年 | ローズキングダム | 武豊 | 2:25.2 | 東京2400m・日本 |
| 第31回・2011年 | ブエナビスタ | 岩田康誠 | 2:24.2 | 東京2400m・日本 |
| 第32回・2012年 | ジェンティルドンナ | 岩田康誠 | 2:23.1 | 東京2400m・日本 |
| 第33回・2013年 | ジェンティルドンナ | R.ムーア | 2:26.1 | 東京2400m・日本 |
2014〜2025年の優勝馬・騎手・タイム
直近12回にはアーモンドアイ、コントレイル、イクイノックスなどが並びます。2025年はカランダガンが2分20秒3で優勝しました。
| 回・年 | 優勝馬 | 騎手 | タイム | 開催条件・調教区分 |
|---|---|---|---|---|
| 第34回・2014年 | エピファネイア | C.スミヨン | 2:23.1 | 東京2400m・日本 |
| 第35回・2015年 | ショウナンパンドラ | 池添謙一 | 2:24.7 | 東京2400m・日本 |
| 第36回・2016年 | キタサンブラック | 武豊 | 2:25.8 | 東京2400m・日本 |
| 第37回・2017年 | シュヴァルグラン | H.ボウマン | 2:23.7 | 東京2400m・日本 |
| 第38回・2018年 | アーモンドアイ | C.ルメール | 2:20.6 | 東京2400m・日本 |
| 第39回・2019年 | スワーヴリチャード | O.マーフィー | 2:25.9 | 東京2400m・日本 |
| 第40回・2020年 | アーモンドアイ | C.ルメール | 2:23.0 | 東京2400m・日本 |
| 第41回・2021年 | コントレイル | 福永祐一 | 2:24.7 | 東京2400m・日本 |
| 第42回・2022年 | ヴェラアズール | R.ムーア | 2:23.7 | 東京2400m・日本 |
| 第43回・2023年 | イクイノックス | C.ルメール | 2:21.8 | 東京2400m・日本 |
| 第44回・2024年 | ドウデュース | 武豊 | 2:25.5 | 東京2400m・日本 |
| 第45回・2025年 | カランダガン | M.バルザローナ | 2:20.3 | 東京2400m・外国 |
回次・年・優勝馬はJRAのジャパンカップ過去GⅠ成績、騎手とタイムは各年の公式成績を基準にしています。
ジャパンカップ2025年優勝馬|カランダガンが新記録
2025年の第45回は、フランス調教馬カランダガンが優勝しました。勝ちタイムの2分20秒3は、3歳以上芝2400メートルのJRAレコードであり、東京芝2400メートルのコースレコードです。
- 東京2400mの新記録
- 外国調教馬の節目
- 2026年は開催前
ここでは、最新結果で変わったレコードと調教区分の記録を確認します。
2分20秒3でJRAレコード兼コースレコード
カランダガンは東京芝2400メートルを2分20秒3で走り、2018年アーモンドアイの2分20秒6を更新しました。JRA公式成績でも「レコード」と表示されています。
着順だけでなく記録更新の経緯まで確認したい場合は、JRAの2025年ジャパンカップ公式成績を確認できます。
外国調教馬として20年ぶり・通算15回目の優勝
外国調教馬の優勝は、2005年のアルカセット以来20年ぶりでした。カランダガンの勝利により、外国調教馬は通算15勝となっています。
2006年から2024年までは日本調教馬が19年連続で勝っていました。長い流れが2025年に変わった点も、今回の結果の大きな特徴です。
2026年は11月29日開催予定
第46回ジャパンカップは、2026年11月29日に東京芝2400メートルで開催される予定です。2026年9月29日時点では未開催のため、歴代一覧には加えていません。
開催日と競走条件は、JRAの2026年ジャパンカップ紹介で確認できます。
ジャパンカップ歴代優勝馬の調教区分|日本30勝・外国15勝
全45回を調教区分で数えると、日本調教馬30勝、外国調教馬15勝です。ここでいう日本・外国は、生産国ではありません。
- 日本調教馬の30勝
- 外国調教馬の15勝
- 分類で迷う馬の扱い
出走時にどの国で調教されていたかを基準にすると、国際競走としての勝利史が分かりやすくなります。
日本調教馬は30勝・構成比66.7%
日本調教馬は30勝で、全45回の66.7%を占めます。初勝利は1984年のカツラギエースでした。
その後はシンボリルドルフ、ディープインパクト、アーモンドアイなどが優勝しています。とくに2006年から2024年は、日本調教馬が連続して勝ちました。
外国調教馬は15勝・2006〜2024年は日本勢が19年連続勝利
外国調教馬は15勝です。創設初期の1981〜1983年は3年連続で勝ち、1986〜1991年には6年連続優勝を記録しました。
1995〜1997年にも3年連続で優勝し、2002年、2005年と続きます。その後は長く勝利がなく、2025年のカランダガンが20年ぶりの優勝馬になりました。
外国産馬と外国調教馬を分ける数え方
「外国産馬」と「外国調教馬」は意味が異なります。たとえば、エルコンドルパサーとタップダンスシチーは外国産ですが、出走時は日本調教馬です。
「海外で生まれた馬なら外国馬なのでは?」と迷いやすいところですが、この記事では調教国で統一しています。生産国と混ぜないことが、30勝対15勝を正しく読むポイントです。
ジャパンカップ歴代最多勝|2勝馬2頭・騎手は武豊5勝
優勝馬の最多は2勝で、ジェンティルドンナとアーモンドアイが並びます。騎手では武豊の5勝が最多です。
- 唯一の連覇馬
- 2度勝った名牝
- 最多勝騎手の記録
馬と騎手では出走できる回数が違うため、それぞれ分けて見ていきましょう。
ジェンティルドンナは唯一の連覇を含む2勝
ジェンティルドンナは2012年と2013年に優勝しました。全45回で同じ馬が続けて勝った例はこの一度だけで、唯一の連覇馬です。
2012年は岩田康誠、2013年はR.ムーアが騎乗しました。同じ馬でも騎手が異なる点も記録を比べる面白さです。
アーモンドアイは2018年・2020年の2勝
アーモンドアイは2018年と2020年に優勝しました。2018年は当時のレコードとなる2分20秒6を記録しています。
2020年は2分23秒0で2勝目を挙げました。連覇ではありませんが、異なる年に同じ競走を制した2頭目の最多勝馬です。
武豊5勝とC.ルメール4勝の優勝年
武豊は1999年、2006年、2010年、2016年、2024年の計5勝です。スペシャルウィークからドウデュースまで、25年間にわたって勝利しています。
C.ルメールは2009年、2018年、2020年、2023年の4勝で続きます。3勝はL.デットーリと岩田康誠です。
ジャパンカップ歴代タイム|2002年は単純比較できない
ジャパンカップの勝ちタイムは、距離とコースをそろえて比較する必要があります。2002年だけ開催条件が異なるためです。
- 東京2400mの現行記録
- 中山2200mの例外
- タイム比較の注意点
数字だけを並べると誤解しやすいので、通常条件44回と例外1回を分けます。
東京芝2400メートルの現行記録は2025年の2分20秒3
通常条件である東京芝2400メートルの現行記録は、2025年カランダガンの2分20秒3です。2018年アーモンドアイの2分20秒6を0秒3更新しました。
2025年の記録は、JRA公式でコースレコードと確認できます。最新のレコードを探している場合は、この条件を付けて覚えると正確です。
2002年だけ中山芝2200メートルで開催
2002年は東京競馬場の改修に伴い、中山芝2200メートルで開催されました。ファルブラヴの2分12秒2は全表で最も短く見えますが、通常より200メートル短い条件です。
そのため、2分12秒2を東京芝2400メートルの歴代最速とは呼べません。開催条件はJRAの2002年ジャパンカップ公式成績で確認できます。
馬場・コース・距離が違うタイムで最強を決めない
勝ちタイムは馬場状態、コース改修、負担重量、レース展開にも左右されます。速いタイムは重要な記録ですが、馬の強さを一つの数字だけで決める材料ではありません。
歴代タイムを見るときは、まず距離と開催場を確認しましょう。そのうえで同じ条件の記録を比べると、数字を取り違えずに楽しめます。
ジャパンカップ歴代優勝馬から広げる競馬史|関連記事
ジャパンカップの45回を確認した後は、3歳世代の頂点やクラシック最終戦の歴代結果も比べられます。まずは同じ馬が別の大舞台で残した記録をたどってみましょう。
- 歴代ダービー馬93頭
- 菊花賞の全86回
どちらも優勝馬、騎手、タイムを年代順に確認できる記事です。
歴代ダービー馬一覧で3歳世代の頂点を確認
日本ダービーは3歳馬が挑む東京芝2400メートルの競走です。1932年から2026年までの93頭は、歴代ダービー馬一覧で確認できます。
シンボリルドルフ、スペシャルウィーク、ディープインパクト、ウオッカ、ドウデュースなど、両競走の優勝馬を見比べることもできます。
菊花賞歴代優勝馬一覧でクラシック最終戦を確認
菊花賞は3歳クラシック最終戦として、京都芝3000メートルを基本に行われます。1938年から2025年までの全86回は、菊花賞歴代優勝馬一覧にまとめています。
競走ごとの距離や出走条件を分けて見ると、同じ競馬史でも違った名馬の流れが見えてきます。
ジャパンカップ歴代優勝馬まとめ|全45回の要点
ジャパンカップの歴代優勝馬は、1981年のメアジードーツから2025年のカランダガンまで全45回です。最新結果では、外国調教馬の勝利史と東京芝2400メートルのレコードが更新されました。
- 全45回の主要記録
- 公式資料と更新方針
最後に、一覧を読むうえで覚えておきたい点と、今後の更新方針を整理します。
全45回で押さえる優勝馬・調教区分・記録
日本調教馬は30勝、外国調教馬は15勝です。最多勝馬はジェンティルドンナとアーモンドアイの2勝で、騎手最多は武豊の5勝となっています。
東京芝2400メートルの現行記録は、カランダガンの2分20秒3です。2002年だけ中山芝2200メートルのため、タイム比較から分けて考えます。
JRA公式資料と2026年結果後の更新方針
「気になる年を公式記録でも確かめたい」と思ったら、JRAの年別成績を開いてみましょう。この記事も2026年の第46回終了後に、優勝馬、騎手、タイム、調教区分を追記します。
次は、日本ダービーの歴代優勝馬と見比べ、ジャパンカップでも頂点に立った名馬を探してみてください。

