「M-1の歴代最高得点は、870点と681点のどちらなんだろう?」
M-1歴代最高得点は、数え方によって答えが2つあります。合計点の最高は2025年のエバースが記録した870点、審査員1人当たりの平均点では2019年のミルクボーイが記録した97.29点です。
なぜ答えが分かれるかというと、M-1は年によって審査員が5人、7人、9人と変わり、満点も500点、700点、900点になるからです。この記事では、決勝ファーストラウンドを対象に、2001年から2025年までの全21大会を比較します。
情報基準日は2026年10月3日です。2026年大会は決勝前のため、最新の確定記録は2025年までとしています。
M-1歴代最高得点は誰?|合計点と平均点の2つの答え
M-1歴代最高得点は、生の合計点ならエバース、平均点ならミルクボーイです。どちらも正しい記録ですが、比較している条件が違います。

- 合計点最高の870点
- 平均点最高の97.29点
- 得点1位と優勝者の違い
まず、検索したときに迷いやすい2つの「最高」を分けて確認しましょう。
合計点最高はエバースの870点
ファーストラウンドの合計点で歴代最高なのは、2025年のエバースが記録した870点です。2025年は9人の審査員が各100点満点で採点したため、満点は900点でした。
エバースは平均にすると96.67点です。ファーストラウンドを1位で通過しましたが、最終決戦では得票がなく、最終順位は3位になりました。
合計点の次点は、2024年のバッテリィズと2025年のたくろうが記録した861点です。いずれも9人制なので、7人制だった2019年の681点より数字が大きくなります。
平均点最高はミルクボーイの97.29点
審査員数の違いをならして比較すると、歴代1位は2019年のミルクボーイが記録した平均97.29点です。681点を7人で割ると97.2857…点となり、小数第2位までで97.29点になります。
M-1公式サイトも、2019年大会の紹介で681点を「史上最高」と記しています。当時と同じ7人制700点満点で見ると、現在も破られていない記録です。
エバースの96.67点も非常に高い記録ですが、平均点ではミルクボーイが0.62点上回ります。違う年の完成度を比べるなら、合計点より平均点を見る方が条件をそろえやすいでしょう。
ただし、平均点で補正できるのは審査員数の違いだけです。審査員の構成や採点傾向、出場順は年ごとに異なるため、異なる大会を完全に同じ条件で比べる指標ではありません。
優勝者と得点1位が違う理由
M-1の決勝は、ファーストラウンドと最終決戦の2段階です。最初の得点で上位3組を選び、その3組が別のネタを披露します。2001年のみ最終決戦へ進んだのは上位2組でした。
最終決戦では点数を付け直さず、各審査員が最も面白かった1組へ投票します。そのため、ファーストラウンド最高得点者が優勝するとは限りません。
歴代王者だけを確認したい場合は、M-1歴代優勝者一覧で全21大会を振り返れます。
M-1歴代最高得点ランキング|平均点TOP10
審査員1人当たりの平均点で比べると、審査員数が違う年も同じ100点満点の尺度で見られます。2002年から2025年までのファーストラウンド全出場者を対象に、上位10組をまとめました。
- 平均点の歴代TOP10
- 1位と2位の得点差
- 2010年の同点記録
2001年は会場票を加える特殊方式のため、このランキングには含めていません。
平均点で見る歴代TOP10
| 順位 | 年・コンビ | 合計点/満点 | 平均点 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 2019年 ミルクボーイ | 681/700点 | 97.29点 |
| 2位 | 2025年 エバース | 870/900点 | 96.67点 |
| 3位 | 2004年 アンタッチャブル | 673/700点 | 96.14点 |
| 4位 | 2024年 バッテリィズ | 861/900点 | 95.67点 |
| 4位 | 2025年 たくろう | 861/900点 | 95.67点 |
| 6位 | 2009年 笑い飯 | 668/700点 | 95.43点 |
| 6位 | 2010年 笑い飯 | 668/700点 | 95.43点 |
| 6位 | 2010年 パンクブーブー | 668/700点 | 95.43点 |
| 9位 | 2022年 さや香 | 667/700点 | 95.29点 |
| 10位 | 2021年 オズワルド | 665/700点 | 95.00点 |
平均点は「ファーストラウンドの合計点÷特別審査員数」で算出し、小数第3位を四捨五入しています。同点は同順位です。
1位ミルクボーイと2位エバースの差
1位ミルクボーイと2位エバースの平均点差は、わずか0.62点です。各審査員の点数はどちらも95点以上が中心で、1本のネタに高い評価が集まったことが分かります。
ただし、合計点だけを並べると870点のエバースが681点のミルクボーイを189点上回ります。この差の大部分は審査員が2人多いことによるものです。
「最高得点はどちら?」と聞かれたら、合計点はエバース、平均点はミルクボーイと答えるのが最も正確です。
2010年の668点は2組が同点
2010年は、笑い飯とパンクブーブーがともに668点を記録しました。平均点も同じ95.43点で、2組がファーストラウンド同率1位です。
最終決戦には2組とスリムクラブが進出し、投票の結果、笑い飯が優勝しました。得点が同じでも、2本目のネタに対する投票で最終順位が変わる好例です。
M-1歴代最高得点一覧|全21大会の年別トップ
M-1は2001年から2010年まで10大会、2015年の復活後に2025年まで11大会が開催されました。ここでは、各大会のファーストラウンド最高得点を審査員数と平均点付きで紹介します。
- 2001年から2010年
- 2015年から2025年
2001年だけは採点方式が異なるため、表の平均点を「比較外」としています。
2001年~2010年の最高得点
| 年 | 最高得点のコンビ | 合計点/満点 | 平均点 |
|---|---|---|---|
| 2001年 | 中川家 | 829/1000点 | 比較外 |
| 2002年 | フットボールアワー | 621/700点 | 88.71点 |
| 2003年 | フットボールアワー | 663/700点 | 94.71点 |
| 2004年 | アンタッチャブル | 673/700点 | 96.14点 |
| 2005年 | ブラックマヨネーズ | 659/700点 | 94.14点 |
| 2006年 | チュートリアル | 664/700点 | 94.86点 |
| 2007年 | サンドウィッチマン | 651/700点 | 93.00点 |
| 2008年 | オードリー | 649/700点 | 92.71点 |
| 2009年 | 笑い飯 | 668/700点 | 95.43点 |
| 2010年 | 笑い飯 パンクブーブー | 各668/700点 | 各95.43点 |
2002年は、ファーストラウンド1位のフットボールアワーが621点、最終的な優勝者のますだおかだが612点でした。最初の得点順と優勝順位は別だと分かります。
7人制の初期大会では、2004年のアンタッチャブルが96.14点、2009年・2010年の笑い飯が95.43点と、現在の基準で見ても高い平均点を残しました。
2015年~2025年の最高得点
| 年 | 最高得点のコンビ | 合計点/満点 | 平均点 |
|---|---|---|---|
| 2015年 | ジャルジャル | 834/900点 | 92.67点 |
| 2016年 | 銀シャリ | 470/500点 | 94.00点 |
| 2017年 | 和牛 | 653/700点 | 93.29点 |
| 2018年 | 霜降り明星 | 662/700点 | 94.57点 |
| 2019年 | ミルクボーイ | 681/700点 | 97.29点 |
| 2020年 | おいでやすこが | 658/700点 | 94.00点 |
| 2021年 | オズワルド | 665/700点 | 95.00点 |
| 2022年 | さや香 | 667/700点 | 95.29点 |
| 2023年 | さや香 | 659/700点 | 94.14点 |
| 2024年 | バッテリィズ | 861/900点 | 95.67点 |
| 2025年 | エバース | 870/900点 | 96.67点 |
2015年は9人、2016年は5人、その後2017年から2023年まで7人、2024年から再び9人になりました。合計点の桁が変わっても、平均点なら同じ100点満点で比較できます。
なお、2026年大会は2026年10月3日時点で決勝前です。2026年の最高得点は決勝終了後に確定します。
M-1の得点は何点満点?|6つの採点条件
M-1のファーストラウンドは、特別審査員1人につき100点満点です。ただし人数が変わるため、大会全体の満点は500点、700点、900点に分かれます。2001年だけは会場票を加えた1000点満点でした。
- 2001年の会場票
- 審査員数と満点の変遷
- 平均点の計算方法
6つの時期に分けると、得点の見え方が変わった理由を整理できます。
2001年は会場票を加えた1000点満点
第1回の2001年は、7人の特別審査員による700点に、札幌・大阪・福岡の一般審査員による会場票300点を加える方式でした。
中川家の内訳は、特別審査員596点と会場票233点で合計829点です。2002年以降の合計点には会場票が入っていないため、829点を7人や9人で割る比較はできません。
このため、本記事では2001年の中川家を年別一覧には掲載しつつ、平均点ランキングでは比較外にしています。
7人・9人・5人で変わる満点
| 時期 | 審査員数 | 満点 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 2001年 | 7人+会場票 | 1000点 | 会場票300点を加算 |
| 2002~2010年 | 7人 | 700点 | 7人制へ統一 |
| 2015年 | 9人 | 900点 | 歴代王者による特別体制 |
| 2016年 | 5人 | 500点 | 歴代最少人数 |
| 2017~2023年 | 7人 | 700点 | 7人制へ復帰 |
| 2024~2025年 | 9人 | 900点 | 9人制へ拡大 |
審査員の顔ぶれと人数を年ごとに確認したい場合は、M-1歴代審査員一覧と9人制の変遷で詳しく紹介しています。
平均点の計算方法
平均点は、ファーストラウンドの合計点を特別審査員数で割るだけです。たとえば、2025年のエバースは870点を9人で割り、96.67点になります。
- 合計点を確認する
- 審査員数を確認する
- 合計点を人数で割る
- 小数第3位を四捨五入する
各審査員は100点満点で採点するため、平均点は満点に対する割合と同じ数字です。平均97.29点なら、満点の97.29%に相当します。
M-1歴代最高得点と優勝者の違い|得点1位でも負ける理由
M-1では、ファーストラウンドの得点は最終決戦へ進む組を選ぶために使われます。最終決戦へ点数を持ち越さないため、得点1位と優勝者が違う年は珍しくありません。
- 最初の得点の役割
- 2025年大会の具体例
- 3種類の記録の見方
得点と最終順位を混同しないために、大会の流れから確認します。
ファーストラウンドは最終決戦への選抜
決勝進出者はまず1本目のネタを披露し、審査員が100点満点で採点します。合計点の上位3組が最終決戦へ進み、もう1本のネタで勝負します。
最終決戦では審査員1人につき1票を投じ、最も多くの票を得た組が王者です。つまり、1本目でトップでも、2本目の投票で逆転されることがあります。
2025年はエバース870点、優勝はたくろう
2025年は、エバースが870点でファーストラウンド1位でした。たくろうは861点で2位、ドンデコルテは845点で3位です。
しかし最終決戦では、たくろうが9票中8票、ドンデコルテが1票、エバースが0票でした。その結果、優勝はたくろう、歴代合計点最高はエバースという2つの記録が生まれています。
誰がどのコンビへ投票したかは、M-1最終決戦の歴代投票一覧で2001年から2025年まで確認できます。
歴代王者と得点1位を分けて見る方法
M-1の記録は、次の3つに分けると見通しがよくなります。
- 得点記録:1本目の採点
- 最終投票:2本目の支持
- 歴代王者:大会の最終結果
「一番高く評価された1本」と「大会を制したコンビ」は同じとは限りません。この違いが、M-1の得点記録を面白くしています。
M-1歴代得点のよくある質問|最低点・100点・2026年
M-1歴代最高得点と一緒に調べられることが多い、最低得点、個人の100点、2026年大会について答えます。最低得点も、満点条件をそろえないと意味が変わる点に注意が必要です。
- 歴代最低得点の条件
- 審査員個人の100点
- 2026年の最新状況
数字だけが独り歩きしやすい3つの疑問を、条件付きで整理します。
M-1歴代最低得点は?
生の合計点で最も低いのは、2016年の相席スタートが記録した436点です。ただし2016年は5人制の500点満点なので、7人制の点数と直接比較できません。
7人制・700点満点に限ると、2002年のアメリカザリガニが記録した525点が最低です。2001年は会場票を含むため、ここでも別枠になります。
したがって「歴代最低得点」も、合計点だけなら436点、7人制なら525点と条件を添える必要があります。
審査員が付けた100点はある?
あります。2009年、笑い飯の「鳥人」に対して島田紳助さんが100点を付けました。笑い飯の総合得点は668点で、ファーストラウンド1位です。
ここでいう100点は、審査員1人が付けた個人採点です。コンビの総合得点や平均点とは別の記録として見る必要があります。
M-1 2026年の最高得点は?
2026年10月3日時点では、2026年大会の決勝はまだ行われていません。したがって、2026年の最高得点は未確定です。
決勝終了後、M-1公式サイトでファーストラウンドの得点と審査員数を確認し、同じ計算条件で一覧を更新します。
まとめ|M-1歴代最高得点は条件をそろえて比較
M-1歴代最高得点には、合計点と平均点の2つの答えがあります。合計点は2025年エバースの870点、平均点は2019年ミルクボーイの97.29点が歴代1位です。
- 最高得点の2つの結論
- 次に見たいM-1の記録
最後に、比較するときの大切なポイントを振り返ります。
最高得点の2つの結論
- 合計点最高:エバース870点
- 平均点最高:ミルクボーイ97.29点
- 2001年:会場票を含むため比較外
- 優勝決定:最終決戦の投票
合計点だけを見ると審査員数の多い年が有利です。「どのネタが最も高い評価を集めたか」を比べたいときは、平均点まで確認しましょう。
次に確認したいM-1の記録
「得点トップが王者ではない年もあるんだ」と気づいたら、次はM-1歴代優勝者一覧と最終決戦の投票結果を見比べてみてください。1本目の高得点から2本目の逆転まで、大会ごとの流れが見えやすくなります。
参考資料
- M-1グランプリ公式「大会の歴史」
- M-1グランプリ2001公式結果
- M-1グランプリ2002公式結果
- M-1グランプリ2009公式結果
- M-1グランプリ2019公式・決勝リポート
- M-1グランプリ2015公式結果
- M-1グランプリ2016公式結果
- M-1グランプリ2025公式結果
- ABC「M-1グランプリ2001」決勝ルール
得点は公式大会結果を基準に再集計しています。平均点は合計点を特別審査員数で割り、小数第3位を四捨五入しました。

