日本のノーベル賞受賞者の出身大学一覧【2026年】

日本のノーベル賞受賞者の出身大学と前身校を比較する記事のアイキャッチ 歴代の人物・記録
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「日本のノーベル賞受賞者は、どの大学・前身校を卒業した人が多い?」

2026年までに文部科学省・京都大学が「日本の受賞者」として掲げる個人31名を、学部を卒業した大学で数えると、東京大学と京都大学が各10名で最多です。次いで名古屋大学が3名、残る8大学が各1名でした。下村脩氏だけは旧制専門部卒のため、現在の後継校へ対応させています。

ただし、大学が公表する「関係者」には、卒業生だけでなく教員、研究員、名誉博士などが含まれる場合があります。この記事では、大学院や受賞時の所属を学部卒業大学と混ぜず、別の欄で確認します。

情報基準日は2026年10月25日です。本記事の31名は、歴代カーニバルの親記事と文部科学省・京都大学の「日本の受賞者」一覧に沿う人数です。受賞時の日本国籍で数えると28名で、南部陽一郎氏、中村修二氏、真鍋淑郎氏は受賞時に米国籍でした。2024年平和賞の日本被団協は団体のため、大学別人数には含めません。

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日本のノーベル賞受賞者の出身大学ランキング

大学別の人数は、31名を1人1校で集計しています。原則は学部卒業大学で、旧制大学や改称前の大学は現在の後継校へまとめました。下村脩氏のみ、大学の学部ではなく長崎医科大学附属薬学専門部卒のため、現在の長崎大学へ対応させた例外です。

順位集計先(学部・前身校)人数受賞者
1東京大学10名川端康成、江崎玲於奈、佐藤栄作、大江健三郎、小柴昌俊、南部陽一郎、根岸英一、大隅良典、真鍋淑郎、硤合憲三
1京都大学10名湯川秀樹、朝永振一郎、福井謙一、利根川進、野依良治、赤﨑勇、本庶佑、吉野彰、坂口志文、北川進
3名古屋大学3名小林誠、益川敏英、天野浩
4東京工業大学(現・東京科学大学)1名白川英樹
4東北大学1名田中耕一
4長崎大学1名下村脩
4北海道大学1名鈴木章
4神戸大学1名山中伸弥
4徳島大学1名中村修二
4山梨大学1名大村智
4埼玉大学1名梶田隆章
合計31名

東京大学10名、京都大学10名、名古屋大学3名、8大学が各1名で、合計は31名です。同順位は同じ順位で表記しています。

集計は学部卒業大学・前身校を1人1校で数える

本記事の「出身大学」は、原則として学士課程を卒業した大学です。ただし下村脩氏のみ旧制専門部卒のため、その教育組織を引き継ぐ長崎大学へ対応させています。博士号を取得した大学、研究員として在籍した大学、受賞時に勤務していた大学は加算しません。

たとえば山中伸弥氏は神戸大学医学部を卒業し、大阪市立大学大学院を修了、受賞時は京都大学に所属していました。本記事の大学別集計では、神戸大学の1名として数えます。

学部卒業大学と前身校を1人1校で集計し、下村脩氏のみ旧制専門部を後継校へ対応する数え方の図解
本記事では学部卒業大学・前身校を1人1校で集計します。下村脩氏のみ旧制専門部を後継校へ対応させ、大学院・学位、受賞時所属は別欄で確認します。

旧制大学は現在の後継校へまとめる

湯川秀樹氏、朝永振一郎氏らの京都帝国大学は京都大学へ、南部陽一郎氏らの東京帝国大学は東京大学へまとめています。

江崎玲於奈氏の「三高」は旧制第三高等学校で、大学ではありません。東京大学卒として1名を数えています。下村脩氏は長崎医科大学附属薬学専門部卒で、大学の学部卒ではありません。本記事では、現在の長崎大学薬学部につながる前身校として長崎大学に整理した例外です。

日本のノーベル賞受賞者31名の出身大学一覧

次の一覧では、学部卒業大学・前身校、大学院・学位、受賞時所属を分けました。大学院欄は集計人数に加えていません。31名には受賞時米国籍だった南部陽一郎氏、中村修二氏、真鍋淑郎氏を含み、受賞時日本国籍に限る場合は28名です。各行の「出典」から確認に使った大学公式資料を開けます。スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧ください。

年・受賞者部門学部卒業大学・前身校大学院・学位(抜粋)受賞時所属・立場
1949 湯川秀樹 出典1・出典2物理学賞京都帝国大学(現・京都大学)理学博士(大阪帝国大学)京都大学理学部教授
1965 朝永振一郎 出典物理学賞京都帝国大学(現・京都大学)理学博士(東京帝国大学)東京教育大学教授
1968 川端康成 出典文学賞東京帝国大学(現・東京大学)大学院修了歴は本表に掲載なし作家
1973 江崎玲於奈 出典物理学賞東京帝国大学(現・東京大学、三高を経て卒業)理学博士(東京大学)IBMワトソン研究所主任研究員
1974 佐藤栄作 出典平和賞東京帝国大学(現・東京大学)大学院修了歴は本表に掲載なし元内閣総理大臣
1981 福井謙一 出典化学賞京都帝国大学(現・京都大学)京都帝国大学大学院、工学博士(京都大学)京都大学工学部教授
1987 利根川進 出典生理学・医学賞京都大学カリフォルニア大学サンディエゴ校Ph.D.マサチューセッツ工科大学教授
1994 大江健三郎 出典文学賞東京大学大学院修了歴は本表に掲載なし作家
2000 白川英樹 出典化学賞東京工業大学(現・東京科学大学)同大学大学院修士・博士課程、工学博士筑波大学名誉教授
2001 野依良治 出典1・出典2・出典3化学賞京都大学京都大学大学院工学研究科修士課程修了、工学博士(京都大学、1967年)名古屋大学教授
2002 小柴昌俊 出典物理学賞東京大学ロチェスター大学大学院Ph.D.東京大学名誉教授
2002 田中耕一 出典化学賞東北大学大学院修了歴なし島津製作所主任
2008 南部陽一郎 出典物理学賞東京帝国大学(現・東京大学)理学博士(東京大学)シカゴ大学名誉教授
2008 小林誠 出典1・出典2物理学賞名古屋大学名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士(名古屋大学、1972年)高エネルギー加速器研究機構名誉教授
2008 益川敏英 出典1・出典2物理学賞名古屋大学名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士(名古屋大学)京都産業大学教授・京都大学名誉教授
2008 下村脩 出典化学賞長崎医科大学附属薬学専門部(現・長崎大学薬学部)理学博士(名古屋大学)ボストン大学名誉教授
2010 鈴木章 出典化学賞北海道大学北海道大学大学院修士課程、理学博士北海道大学名誉教授
2010 根岸英一 出典化学賞東京大学ペンシルベニア大学Ph.D.パデュー大学特別教授
2012 山中伸弥 出典生理学・医学賞神戸大学大阪市立大学大学院医学研究科博士課程京都大学iPS細胞研究所長・教授
2014 赤﨑勇 出典物理学賞京都大学工学博士(名古屋大学)名城大学教授
2014 天野浩 出典1・出典2物理学賞名古屋大学名古屋大学大学院修士課程修了、博士後期課程単位修得退学、工学博士(名古屋大学、1989年)名古屋大学教授
2014 中村修二 出典物理学賞徳島大学徳島大学大学院修士課程、博士(工学)カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授
2015 大村智 出典生理学・医学賞山梨大学東京理科大学大学院修士課程修了、薬学博士(東京大学)、理学博士(東京理科大学)北里大学特別栄誉教授
2015 梶田隆章 出典物理学賞埼玉大学東京大学大学院修士・博士課程東京大学教授
2016 大隅良典 出典生理学・医学賞東京大学東京大学大学院修士課程、博士課程単位取得退学、理学博士東京工業大学特任教授
2018 本庶佑 出典生理学・医学賞京都大学京都大学大学院医学研究科生理系博士課程退学(1971年)/同課程修了(1975年)京都大学高等研究院副院長・特別教授
2019 吉野彰 出典化学賞京都大学京都大学大学院修士課程、博士(工学・大阪大学)旭化成名誉フェロー・名城大学教授
2021 真鍋淑郎 出典物理学賞東京大学東京大学大学院、理学博士プリンストン大学上席研究員
2025 坂口志文 出典生理学・医学賞京都大学京都大学大学院医学研究科博士課程中退、医学博士(京都大学)大阪大学IFReC特任教授・京都大学名誉教授
2025 北川進 出典化学賞京都大学京都大学大学院修士・博士課程京都大学理事・副学長、高等研究院特別教授
2026 硤合憲三 出典化学賞東京大学東京大学大学院修士・博士課程、理学博士東京理科大学名誉教授

「大学院修了歴は本表に掲載なし」は、学部卒業後に大学院を修了したとする公式情報を今回の掲載範囲で確認していないことを示します。学歴がないという意味ではありません。

出身大学と受賞時所属が違う主な例

出身大学と受賞時所属を分けると、大学別人数の見え方が大きく変わります。学部卒業後に別の大学や企業へ移った受賞者は少なくありません。

学部とは別の大学院へ進んだ例

  • 利根川進氏:京都大学卒、カリフォルニア大学サンディエゴ校で博士号
  • 小柴昌俊氏:東京大学卒、ロチェスター大学大学院修了
  • 根岸英一氏:東京大学卒、ペンシルベニア大学で博士号
  • 山中伸弥氏:神戸大学卒、大阪市立大学大学院修了
  • 梶田隆章氏:埼玉大学卒、東京大学大学院修了

このため、「博士号を取得した大学」で集計すると、本記事のランキングとは別の結果になります。

企業所属で受賞した例

2002年化学賞の田中耕一氏は東北大学工学部卒で、受賞時は島津製作所の主任でした。大学院へ進まず企業研究者として受賞した点でも、学部卒業大学と受賞時所属を分ける必要性が分かります。

2019年化学賞の吉野彰氏も、京都大学卒業・大学院修了後に旭化成へ入り、受賞時は旭化成名誉フェローと名城大学教授でした。

所属大学の「関係者数」と卒業生数は別

大学のノーベル賞紹介では、卒業生のほか、教員、元教員、研究員、名誉博士を「関係者」としてまとめる場合があります。これは大学の研究・教育との関係を示す数字で、学部卒業者だけの人数ではありません。

「この大学から何人出たか」を比べるときは、卒業生、博士号取得者、受賞時所属者のどれを数えた数字かを確認しましょう。

2026年の受賞者は東京大学卒の硤合憲三氏

2026年に日本の個人受賞者へ加わったのは、ノーベル化学賞の硤合憲三氏です。東京大学理学部化学科を卒業し、同大学大学院理学系研究科の修士課程・博士課程を修了しました。

受賞時は東京理科大学名誉教授です。学部卒業大学で数える本記事では東京大学の10人目となり、京都大学と並んで最多になりました。

2026年を含む受賞年・部門・受賞理由は、親記事のノーベル賞日本人一覧【2026年最新】で確認できます。本記事では受賞理由を繰り返さず、学歴と大学別集計に絞りました。

日本のノーベル賞受賞者の大学別集計でよくある疑問

人数の違いが生まれやすいポイントを、短く整理します。

大学院だけ在籍した大学も出身大学に含めますか?

本記事の大学別集計には含めません。学部を卒業した大学を1人1校で数え、大学院は別欄に掲載しています。

受賞時に所属していた大学も人数に加えますか?

加えません。受賞時所属は研究成果との関係を知る重要な情報ですが、学部卒業大学のランキングとは別の指標です。

カズオ・イシグロ氏を集計に含めないのはなぜですか?

親記事の主一覧は、文部科学省と京都大学の「日本の受賞者」一覧に沿う31名です。カズオ・イシグロ氏は長崎生まれですが、公式には英国の作家として紹介されているため、本記事の大学別集計には含めていません。

日本被団協は大学別人数に含まれますか?

含まれません。日本被団協は2024年ノーベル平和賞を受賞した団体であり、個人の学歴を数える本記事の対象外です。

日本のノーベル賞受賞者の出身大学まとめ

2026年までの個人31名を学部卒業大学・前身校で集計すると、東京大学と京都大学が各10名、名古屋大学が3名、その他8大学が各1名でした。この31名は「日本の受賞者」という公式一覧の区分で、受賞時日本国籍に限ると28名です。

この数字は、大学院、博士号、受賞時所属を合算した「大学関係者数」ではありません。大学別の人数を見るときは、何を出身大学と定義しているかを確かめることが大切です。

受賞年や部門、31名と受賞時日本国籍28名の違いを確認したい場合は日本人ノーベル賞受賞者31名と1団体の一覧をご覧ください。

参考資料

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