プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は、セ・パ両リーグの上位3球団が日本シリーズ進出を争うポストシーズンです。リーグ優勝球団が順当に勝ち上がる年が多い一方、3位から日本一まで駆け上がった例もあります。
結論:2007~2025年に行われた両リーグ合計37回のCSでは、レギュラーシーズン1位の球団が30回(81.1%)突破しました。下位順位からの突破は7回で、3位からの突破は3回です。
この記事の対象:セ・パ両リーグで現在の名称に統一された2007年以降のクライマックスシリーズです。2004~2006年のパ・リーグプレーオフは主な集計に含めていません。
情報基準日:2026年9月12日全試合終了時点。2026年大会は開幕前で、全出場球団と最終順位、対戦カードは未確定です。結果と順位はNPB公式記録を基準に確認しています。
CSを突破した球団が日本シリーズでどう戦ったかは、日本シリーズ歴代優勝チーム一覧でも確認できます。
各年のセ・パ両リーグの優勝球団は、プロ野球リーグ優勝チーム歴代一覧で確認できます。
クライマックスシリーズ歴代結果一覧【2007~2025年】
各年のCSを勝ち抜いて日本シリーズへ進んだ球団を、レギュラーシーズン順位とともにまとめました。「1位」はリーグ優勝球団、「2位」「3位」は下位順位からの勝ち上がりを示します。
| 年 | セ・リーグCS突破球団 | パ・リーグCS突破球団 | 日本一 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | 阪神(1位) | ソフトバンク(1位) | ソフトバンク | 両リーグとも1位が突破 |
| 2024 | DeNA(3位) | ソフトバンク(1位) | DeNA | DeNAが3位から日本一 |
| 2023 | 阪神(1位) | オリックス(1位) | 阪神 | 両リーグとも1位が突破 |
| 2022 | ヤクルト(1位) | オリックス(1位) | オリックス | 両リーグとも1位が突破 |
| 2021 | ヤクルト(1位) | オリックス(1位) | ヤクルト | 両リーグとも1位が突破 |
| 2020 | 開催なし | ソフトバンク(1位) | ソフトバンク | セは中止、パは短縮方式 |
| 2019 | 巨人(1位) | ソフトバンク(2位) | ソフトバンク | ソフトバンクが2位から日本一 |
| 2018 | 広島(1位) | ソフトバンク(2位) | ソフトバンク | ソフトバンクが2位から日本一 |
| 2017 | DeNA(3位) | ソフトバンク(1位) | ソフトバンク | DeNAが3位から突破 |
| 2016 | 広島(1位) | 日本ハム(1位) | 日本ハム | 両リーグとも1位が突破 |
| 2015 | ヤクルト(1位) | ソフトバンク(1位) | ソフトバンク | 両リーグとも1位が突破 |
| 2014 | 阪神(2位) | ソフトバンク(1位) | ソフトバンク | 阪神が2位から突破 |
| 2013 | 巨人(1位) | 楽天(1位) | 楽天 | 両リーグとも1位が突破 |
| 2012 | 巨人(1位) | 日本ハム(1位) | 巨人 | 両リーグとも1位が突破 |
| 2011 | 中日(1位) | ソフトバンク(1位) | ソフトバンク | 両リーグとも1位が突破 |
| 2010 | 中日(1位) | ロッテ(3位) | ロッテ | ロッテが3位から日本一 |
| 2009 | 巨人(1位) | 日本ハム(1位) | 巨人 | 両リーグとも1位が突破 |
| 2008 | 巨人(1位) | 西武(1位) | 西武 | 両リーグとも1位が突破 |
| 2007 | 中日(2位) | 日本ハム(1位) | 中日 | 中日が2位から日本一 |
出典:NPB公式記録を基に作成。
※球団名は一覧性を優先して現在一般的に使われる略称で表記しています。2020年のセ・リーグはCSを開催せず、リーグ優勝の巨人が日本シリーズに出場しました。
下位順位からCSを突破したのは7例
2007~2025年に開催されたCSは、セ・リーグ18回、パ・リーグ19回の計37回です。そのうち1位球団の突破は30回、2位または3位からの突破は7回でした。
| 年 | リーグ | 球団 | 順位 | 日本シリーズ結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2007 | セ | 中日 | 2位 | 日本一 |
| 2010 | パ | ロッテ | 3位 | 日本一 |
| 2014 | セ | 阪神 | 2位 | 敗退 |
| 2017 | セ | DeNA | 3位 | 敗退 |
| 2018 | パ | ソフトバンク | 2位 | 日本一 |
| 2019 | パ | ソフトバンク | 2位 | 日本一 |
| 2024 | セ | DeNA | 3位 | 日本一 |
割合にすると、1位球団の突破率は81.1%(30÷37)、下位順位からの突破率は18.9%(7÷37)です。下位から突破した7球団のうち5球団は、そのまま日本シリーズも制しました。
3位から突破したのは3回
レギュラーシーズン3位から日本シリーズへ進んだのは、2010年のロッテ、2017年のDeNA、2024年のDeNAの3例です。3球団はいずれもファーストステージから勝ち上がり、2010年のロッテと2024年のDeNAは日本一まで到達しました。
CS突破回数(日本シリーズ進出回数)ランキング
ここでは、CSを突破して日本シリーズへ進出した回数を「CS突破回数」として集計します。合併・名称変更がある球団は現在の球団名にまとめています。
セ・リーグのCS優勝回数
| 順位 | 球団 | 回数 | 突破年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 巨人 | 5回 | 2008、2009、2012、2013、2019 |
| 2 | 中日 | 3回 | 2007、2010、2011 |
| 2 | 阪神 | 3回 | 2014、2023、2025 |
| 2 | ヤクルト | 3回 | 2015、2021、2022 |
| 5 | 広島 | 2回 | 2016、2018 |
| 5 | DeNA | 2回 | 2017、2024 |
パ・リーグのCS優勝回数
| 順位 | 球団 | 回数 | 突破年 |
|---|---|---|---|
| 1 | ソフトバンク | 9回 | 2011、2014、2015、2017、2018、2019、2020、2024、2025 |
| 2 | 日本ハム | 4回 | 2007、2009、2012、2016 |
| 3 | オリックス | 3回 | 2021、2022、2023 |
| 4 | 西武 | 1回 | 2008 |
| 4 | ロッテ | 1回 | 2010 |
| 4 | 楽天 | 1回 | 2013 |
最多はパ・リーグのソフトバンクで9回です。セ・リーグでは巨人の5回が最多となっています。
2020年はセ・リーグが中止、パ・リーグは短縮方式
2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、セ・リーグのCSが開催されませんでした。リーグ優勝の巨人がそのまま日本シリーズへ進出しています。
パ・リーグでは、1位ソフトバンクと2位ロッテによる短縮方式でCSを実施しました。ソフトバンクに1勝のアドバンテージを与えた4試合制で行われ、ソフトバンクが実際の2試合に連勝して日本シリーズ進出を決めました。そのため、この記事ではセの2020年を開催回数に含めず、パの2020年は1回として数えています。開催方式はNPB公式の2020年特例規定で確認できます。
2026年からファイナルステージのルールが変更
NPBは2026年8月24日、2026年のCSから適用するファイナルステージの開催方法を発表しました。ファーストステージの方式は従来どおりです。ファーストステージ勝者が次のいずれかの条件に該当する場合、ファイナルステージは7試合制になります。
| 区分 | 条件 | 試合方式 | 1位球団のアドバンテージ | 勝ち上がり条件 |
|---|---|---|---|---|
| 通常 | 特別条件に該当しない | 6試合制 | 1勝 | アドバンテージを含め4勝先取 |
| 特別方式 | 1位とファーストステージ勝者が10ゲーム差以上、または勝者の勝率が5割未満 | 7試合制 | 2勝 | アドバンテージを含め5勝先取 |
2つの条件を両方満たしても、アドバンテージは合計3勝にはならず2勝です。条件判定にはレギュラーシーズンの最終成績が使われます。詳細はNPB公式の2026年CS開催概要で確認できます。
2026年クライマックスシリーズの日程
2026年のセ・パ両リーグは、同じ日程でCSを行います。
| ステージ | 開催日 | 予備日 |
|---|---|---|
| ファーストステージ | 10月10日(土)~12日(月) | 10月13日(火) |
| ファイナルステージ | 10月14日(水)~19日(月) | 10月20日(火)・21日(水) |
※特別方式が適用される場合、10月20日は第7戦、10月21日は予備日です。通常の6試合制では10月20日と21日が予備日になります。2026年9月12日全試合終了時点では、全出場球団と最終順位、対戦カードは未確定です。
2026年のCSを見る前にDAZNの配信予定を確認
DAZNではプロ野球コンテンツが配信されていますが、広島主催試合など一部は配信対象外です。クライマックスシリーズも主催球団や対戦カードによって扱いが異なる可能性があるため、登録前にDAZN公式の配信コンテンツ・スケジュール案内から最新の番組表を確認してください。
DAZN STANDARDとDMMプレミアムをセットで利用できるDMM×DAZNホーダイについて、料金、通常のDAZNとの違い、登録前の注意点をDMM×DAZNホーダイの解説ページでまとめています。
配信内容や利用条件は変更される場合があります。見たい球団や試合が決まっている方は、登録前にDAZN公式の最新番組表を確認してください。
※リンク先のページにはアフィリエイト広告を含みます。クライマックスシリーズ自体の配信を保証する案内ではありません。
クライマックスシリーズ歴代結果のよくある質問
クライマックスシリーズはいつ始まった?
「クライマックスシリーズ」の名称でセ・パ両リーグが実施するようになったのは2007年です。パ・リーグでは2004~2006年にもプレーオフが行われましたが、この記事の歴代集計からは分けています。
クライマックスシリーズ優勝とリーグ優勝は同じ?
同じではありません。リーグ優勝はレギュラーシーズン1位の球団、CS優勝はポストシーズンを勝ち抜いて日本シリーズへ進む球団です。2位や3位の球団がCSを突破しても、リーグ優勝の記録は変わりません。
下位順位からクライマックスシリーズを突破したのは何回?
2007~2025年の両リーグ合計37回中、2位または3位からの突破は7回です。内訳は2位から4回、3位から3回となっています。
3位から日本一になった球団は?
2010年のロッテと2024年のDeNAです。2017年のDeNAも3位から日本シリーズへ進みましたが、ソフトバンクに敗れました。
2026年のクライマックスシリーズはいつ?
ファーストステージは2026年10月10日、ファイナルステージは10月14日に始まります。出場球団はレギュラーシーズンの最終順位によって決まります。
2026年から何が変わる?
1位球団とファーストステージ勝者のレギュラーシーズンのゲーム差が10ゲーム以上、またはファーストステージ勝者のレギュラーシーズン勝率が5割未満の場合、7試合制となり、1位球団に2勝のアドバンテージが与えられます。該当しない場合は従来どおり6試合制・1勝のアドバンテージです。
まとめ
2007~2025年のクライマックスシリーズでは、開催された37回のうち30回をレギュラーシーズン1位の球団が突破しました。一方、下位順位からの突破も7回あり、2010年ロッテと2024年DeNAは3位から日本一まで到達しています。
2026年は、成績差によってファイナルステージが7試合制・首位球団に2勝のアドバンテージとなる新ルールが初めて適用されます。大会開幕後は、この記事に出場球団と結果を追記します。
日本シリーズの歴代記録を続けて確認したい方は、日本シリーズ歴代優勝チーム一覧と日本シリーズ歴代MVP一覧もご覧ください。

