日本シリーズには、長いプロ野球史の中で数多くの名将が挑んできました。1950年から2025年までに日本一を経験した監督は35人。最多は読売ジャイアンツを率いた川上哲治監督の11回です。
この記事では、日本シリーズの歴代監督を優勝チーム・準優勝チームとともに一覧化し、日本一回数と出場回数のランキングも紹介します。
この記事の集計範囲
- 対象:1950~2025年の日本シリーズ全76大会
- 集計単位:日本シリーズを指揮した監督(優勝側・準優勝側)
- 監督名:一般的な表記を基本とし、水原茂・鶴岡一人は日本シリーズ出場当時の登録名も反映。ランキングでは同一人物として統合
- 最終確認日:2026年9月20日
まず球団別の優勝回数を確認したい方は、日本シリーズ歴代優勝チーム一覧をご覧ください。
日本シリーズ歴代監督一覧【1950~2025年】
日本野球機構(NPB)の「日本シリーズ 各年度試合結果」をもとに、最新の2025年から年代別に掲載します。太字がその年の日本一監督です。
2020年代
| 年 | 日本一 | 優勝監督 | 準優勝 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | 福岡ソフトバンクホークス | 小久保裕紀 | 阪神タイガース | 藤川球児 |
| 2024 | 横浜DeNAベイスターズ | 三浦大輔 | 福岡ソフトバンクホークス | 小久保裕紀 |
| 2023 | 阪神タイガース | 岡田彰布 | オリックス・バファローズ | 中嶋聡 |
| 2022 | オリックス・バファローズ | 中嶋聡 | 東京ヤクルトスワローズ | 高津臣吾 |
| 2021 | 東京ヤクルトスワローズ | 高津臣吾 | オリックス・バファローズ | 中嶋聡 |
| 2020 | 福岡ソフトバンクホークス | 工藤公康 | 読売ジャイアンツ | 原辰徳 |
2025年は小久保裕紀監督のソフトバンクが藤川球児監督の阪神を4勝1敗で下し、小久保監督が初の日本一を達成しました。
2010年代
| 年 | 日本一 | 優勝監督 | 準優勝 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| 2019 | 福岡ソフトバンクホークス | 工藤公康 | 読売ジャイアンツ | 原辰徳 |
| 2018 | 福岡ソフトバンクホークス | 工藤公康 | 広島東洋カープ | 緒方孝市 |
| 2017 | 福岡ソフトバンクホークス | 工藤公康 | 横浜DeNAベイスターズ | アレックス・ラミレス |
| 2016 | 北海道日本ハムファイターズ | 栗山英樹 | 広島東洋カープ | 緒方孝市 |
| 2015 | 福岡ソフトバンクホークス | 工藤公康 | 東京ヤクルトスワローズ | 真中満 |
| 2014 | 福岡ソフトバンクホークス | 秋山幸二 | 阪神タイガース | 和田豊 |
| 2013 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 星野仙一 | 読売ジャイアンツ | 原辰徳 |
| 2012 | 読売ジャイアンツ | 原辰徳 | 北海道日本ハムファイターズ | 栗山英樹 |
| 2011 | 福岡ソフトバンクホークス | 秋山幸二 | 中日ドラゴンズ | 落合博満 |
| 2010 | 千葉ロッテマリーンズ | 西村徳文 | 中日ドラゴンズ | 落合博満 |
2000年代
| 年 | 日本一 | 優勝監督 | 準優勝 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| 2009 | 読売ジャイアンツ | 原辰徳 | 北海道日本ハムファイターズ | 梨田昌孝 |
| 2008 | 埼玉西武ライオンズ | 渡辺久信 | 読売ジャイアンツ | 原辰徳 |
| 2007 | 中日ドラゴンズ | 落合博満 | 北海道日本ハムファイターズ | トレイ・ヒルマン |
| 2006 | 北海道日本ハムファイターズ | トレイ・ヒルマン | 中日ドラゴンズ | 落合博満 |
| 2005 | 千葉ロッテマリーンズ | ボビー・バレンタイン | 阪神タイガース | 岡田彰布 |
| 2004 | 西武ライオンズ | 伊東勤 | 中日ドラゴンズ | 落合博満 |
| 2003 | 福岡ダイエーホークス | 王貞治 | 阪神タイガース | 星野仙一 |
| 2002 | 読売ジャイアンツ | 原辰徳 | 西武ライオンズ | 伊原春樹 |
| 2001 | ヤクルトスワローズ | 若松勉 | 大阪近鉄バファローズ | 梨田昌孝 |
| 2000 | 読売ジャイアンツ | 長嶋茂雄 | 福岡ダイエーホークス | 王貞治 |
1990年代
| 年 | 日本一 | 優勝監督 | 準優勝 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| 1999 | 福岡ダイエーホークス | 王貞治 | 中日ドラゴンズ | 星野仙一 |
| 1998 | 横浜ベイスターズ | 権藤博 | 西武ライオンズ | 東尾修 |
| 1997 | ヤクルトスワローズ | 野村克也 | 西武ライオンズ | 東尾修 |
| 1996 | オリックス・ブルーウェーブ | 仰木彬 | 読売ジャイアンツ | 長嶋茂雄 |
| 1995 | ヤクルトスワローズ | 野村克也 | オリックス・ブルーウェーブ | 仰木彬 |
| 1994 | 読売ジャイアンツ | 長嶋茂雄 | 西武ライオンズ | 森祇晶 |
| 1993 | ヤクルトスワローズ | 野村克也 | 西武ライオンズ | 森祇晶 |
| 1992 | 西武ライオンズ | 森祇晶 | ヤクルトスワローズ | 野村克也 |
| 1991 | 西武ライオンズ | 森祇晶 | 広島東洋カープ | 山本浩二 |
| 1990 | 西武ライオンズ | 森祇晶 | 読売ジャイアンツ | 藤田元司 |
1980年代
| 年 | 日本一 | 優勝監督 | 準優勝 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| 1989 | 読売ジャイアンツ | 藤田元司 | 近鉄バファローズ | 仰木彬 |
| 1988 | 西武ライオンズ | 森祇晶 | 中日ドラゴンズ | 星野仙一 |
| 1987 | 西武ライオンズ | 森祇晶 | 読売ジャイアンツ | 王貞治 |
| 1986 | 西武ライオンズ | 森祇晶 | 広島東洋カープ | 阿南準郎 |
| 1985 | 阪神タイガース | 吉田義男 | 西武ライオンズ | 広岡達朗 |
| 1984 | 広島東洋カープ | 古葉竹識 | 阪急ブレーブス | 上田利治 |
| 1983 | 西武ライオンズ | 広岡達朗 | 読売ジャイアンツ | 藤田元司 |
| 1982 | 西武ライオンズ | 広岡達朗 | 中日ドラゴンズ | 近藤貞雄 |
| 1981 | 読売ジャイアンツ | 藤田元司 | 日本ハムファイターズ | 大沢啓二 |
| 1980 | 広島東洋カープ | 古葉竹識 | 近鉄バファローズ | 西本幸雄 |
1970年代
| 年 | 日本一 | 優勝監督 | 準優勝 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| 1979 | 広島東洋カープ | 古葉竹識 | 近鉄バファローズ | 西本幸雄 |
| 1978 | ヤクルトスワローズ | 広岡達朗 | 阪急ブレーブス | 上田利治 |
| 1977 | 阪急ブレーブス | 上田利治 | 読売ジャイアンツ | 長嶋茂雄 |
| 1976 | 阪急ブレーブス | 上田利治 | 読売ジャイアンツ | 長嶋茂雄 |
| 1975 | 阪急ブレーブス | 上田利治 | 広島東洋カープ | 古葉竹識 |
| 1974 | ロッテ・オリオンズ | 金田正一 | 中日ドラゴンズ | 与那嶺要 |
| 1973 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 南海ホークス | 野村克也 |
| 1972 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 阪急ブレーブス | 西本幸雄 |
| 1971 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 阪急ブレーブス | 西本幸雄 |
| 1970 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | ロッテ・オリオンズ | 濃人渉 |
1960年代
| 年 | 日本一 | 優勝監督 | 準優勝 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| 1969 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 阪急ブレーブス | 西本幸雄 |
| 1968 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 阪急ブレーブス | 西本幸雄 |
| 1967 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 阪急ブレーブス | 西本幸雄 |
| 1966 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 南海ホークス | 鶴岡一人 |
| 1965 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 南海ホークス | 鶴岡一人 |
| 1964 | 南海ホークス | 鶴岡一人 | 阪神タイガース | 藤本定義 |
| 1963 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 西鉄ライオンズ | 中西太 |
| 1962 | 東映フライヤーズ | 水原茂 | 阪神タイガース | 藤本定義 |
| 1961 | 読売ジャイアンツ | 川上哲治 | 南海ホークス | 鶴岡一人 |
| 1960 | 大洋ホエールズ | 三原脩 | 毎日大映オリオンズ | 西本幸雄 |
1950年代
| 年 | 日本一 | 優勝監督 | 準優勝 | 監督 |
|---|---|---|---|---|
| 1959 | 南海ホークス | 鶴岡一人 | 読売ジャイアンツ | 水原円裕 |
| 1958 | 西鉄ライオンズ | 三原脩 | 読売ジャイアンツ | 水原円裕 |
| 1957 | 西鉄ライオンズ | 三原脩 | 読売ジャイアンツ | 水原円裕 |
| 1956 | 西鉄ライオンズ | 三原脩 | 読売ジャイアンツ | 水原円裕 |
| 1955 | 読売ジャイアンツ | 水原円裕 | 南海ホークス | 山本一人 |
| 1954 | 中日ドラゴンズ | 天知俊一 | 西鉄ライオンズ | 三原脩 |
| 1953 | 読売ジャイアンツ | 水原茂 | 南海ホークス | 山本一人 |
| 1952 | 読売ジャイアンツ | 水原茂 | 南海ホークス | 山本一人 |
| 1951 | 読売ジャイアンツ | 水原茂 | 南海ホークス | 山本一人 |
| 1950 | 毎日オリオンズ | 湯浅禎夫 | 松竹ロビンス | 小西得郎 |
表では当時の登録名に合わせて、水原茂監督を1955~1959年は「水原円裕」、鶴岡一人監督を1951~1955年は「山本一人」と表記しています。以下のランキングでは、それぞれ同一人物として合算しました。
日本シリーズ優勝監督の日本一回数ランキング
NPBの年度別結果をもとに本記事で独自集計し、監督として3回以上日本一になった10人を優勝回数の多い順にまとめました。同数の場合は日本シリーズ初出場が早い順です。
| 日本一 | 監督 | 優勝年 | 出場 |
|---|---|---|---|
| 11回 | 川上哲治 | 1961、1963、1965~1973 | 11回 |
| 6回 | 森祇晶 | 1986~1988、1990~1992 | 8回 |
| 5回 | 水原茂 | 1951~1953、1955、1962 | 9回 |
| 5回 | 工藤公康 | 2015、2017~2020 | 5回 |
| 4回 | 三原脩 | 1956~1958、1960 | 5回 |
| 3回 | 野村克也 | 1993、1995、1997 | 5回 |
| 3回 | 古葉竹識 | 1979、1980、1984 | 4回 |
| 3回 | 上田利治 | 1975~1977 | 5回 |
| 3回 | 広岡達朗 | 1978、1982、1983 | 4回 |
| 3回 | 原辰徳 | 2002、2009、2012 | 7回 |
最多日本一は川上哲治監督の11回
川上哲治監督は、1961年から1973年までに日本シリーズへ11回出場し、11回すべてで日本一になりました。1965年から1973年には、巨人のV9と同時に日本シリーズ9連覇を達成しています。
2位は西武ライオンズの森祇晶監督で6回。3位は水原茂監督と工藤公康監督が5回で並びます。巨人の歴代監督全体を見たい方は、読売ジャイアンツ歴代監督一覧もあわせてご覧ください。
異なる球団系譜の2球団以上で日本一になった監督は3人
- 三原脩:西鉄ライオンズで3回、大洋ホエールズで1回
- 水原茂:読売ジャイアンツで4回、東映フライヤーズで1回
- 広岡達朗:ヤクルトスワローズで1回、西武ライオンズで2回
NPBの年度別結果をもとに本記事で独自集計すると、1950~2025年の範囲で異なる球団系譜の2球団で日本一を経験した監督は、この3人だけです。
日本シリーズ出場回数が多い監督ランキング
NPBの年度別結果をもとに本記事で独自集計した、優勝・準優勝を問わず監督として5回以上日本シリーズに出場した12人です。出場回数が同じ場合は初出場が早い順に並べています。
| 出場 | 監督 | 日本一 | 初~最終出場年 |
|---|---|---|---|
| 11回 | 川上哲治 | 11回 | 1961~1973年 |
| 9回 | 水原茂 | 5回 | 1951~1962年 |
| 9回 | 鶴岡一人 | 2回 | 1951~1966年 |
| 8回 | 西本幸雄 | 0回 | 1960~1980年 |
| 8回 | 森祇晶 | 6回 | 1986~1994年 |
| 7回 | 原辰徳 | 3回 | 2002~2020年 |
| 5回 | 三原脩 | 4回 | 1954~1960年 |
| 5回 | 野村克也 | 3回 | 1973~1997年 |
| 5回 | 上田利治 | 3回 | 1975~1984年 |
| 5回 | 長嶋茂雄 | 2回 | 1976~2000年 |
| 5回 | 落合博満 | 1回 | 2004~2011年 |
| 5回 | 工藤公康 | 5回 | 2015~2020年 |
出場回数も川上哲治監督の11回が最多です。日本一未経験の監督では、西本幸雄監督が最多の8回。1960年の大毎、1967~1972年の阪急、1979~1980年の近鉄で挑みましたが、いずれも日本一には届きませんでした。
歴代監督から見える日本シリーズの記録
日本一経験監督は35人、出場監督は53人
1950~2025年の76大会を同一人物単位で数えると、日本シリーズを指揮した監督は53人。そのうち35人が日本一を経験しています。
監督別の成績を見ると、川上哲治監督の出場11回・日本一11回、工藤公康監督の出場5回・日本一5回が際立ちます。一方、8回出場の西本幸雄監督のように、何度もシリーズへ進みながら日本一に届かなかった名将もいます。
最新の日本一監督は小久保裕紀
2025年の日本シリーズでは、小久保裕紀監督が福岡ソフトバンクホークスを日本一へ導きました。小久保監督は2024年に準優勝を経験し、翌2025年に初優勝を達成しています。
日本シリーズで最も活躍した選手を知りたい方は、日本シリーズ歴代MVP一覧で確認できます。
2026年の日本シリーズは10月24日開幕予定
NPB「2026年 プロ野球行事日程」によると、SMBC日本シリーズ2026の第1戦は2026年10月24日にセ・リーグ本拠地球場で開催予定です。対戦監督が決まるのは、両リーグのクライマックスシリーズ終了後となります。
日本シリーズ出場までの道のりは、クライマックスシリーズ歴代結果、各リーグの優勝チームはプロ野球歴代リーグ優勝一覧で確認できます。
日本シリーズ歴代監督のよくある質問
日本シリーズで最も日本一が多い監督は誰ですか?
読売ジャイアンツの川上哲治監督です。1961年から1973年までに11回出場し、11回日本一になりました。
複数球団で日本一になった監督はいますか?
います。1950~2025年では、三原脩監督、水原茂監督、広岡達朗監督の3人が、それぞれ2球団で日本一を経験しています。
日本シリーズ出場最多の監督は誰ですか?
川上哲治監督の11回です。続いて水原茂監督と鶴岡一人監督が9回、森祇晶監督と西本幸雄監督が8回です。
日本一になっていない監督で出場最多は誰ですか?
西本幸雄監督の8回です。大毎オリオンズ、阪急ブレーブス、近鉄バファローズの3球団で日本シリーズを指揮しました。
まとめ
日本シリーズの歴代監督を1950年から2025年まで確認すると、最多日本一・最多出場はいずれも川上哲治監督の11回でした。
- 1950~2025年の日本シリーズは76大会
- 日本一経験監督は35人、出場監督は53人
- 最多日本一は川上哲治監督の11回
- 複数球団で日本一になった監督は三原脩、水原茂、広岡達朗の3人
- 日本一未経験の最多出場は西本幸雄監督の8回
- 2025年の日本一監督は小久保裕紀監督
2026年の日本シリーズは10月24日に開幕予定です。2026年の結果が確定した後、歴代一覧とランキングを更新します。

